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ジャッジの適時打でヤンキースが伝統の一戦勝利 地区首位タイに浮上

2018.5.9 13:30 Wednesday

【レッドソックス2-3ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

 2019年6月にロンドンで公式戦を行うヤンキースとレッドソックスは日本時間5月9日、今季初対戦を迎えた。ア・リーグ東地区をけん引している両軍だけに1試合の勝敗が今後に影響していくだろう。注目の第1戦はヤンキースが現在、16試合で15勝の快進撃そのままに接戦をモノにした。

 この日のヤンキースの先発はルイス・セベリーノ。前回登板のアストロズ戦では自身初の完封勝利を挙げここまで5勝1敗と先発陣をけん引している。注目の初回は現在13本塁打と恐怖の1番打者として活躍するムーキー・ベッツとの対戦し97マイルの直球で外野フライに仕留める。その後、2死から味方の失策で走者を背負うもJ.D.マルティネスを空振り三振に抑え無失点とした。一方のレッドソックス先発のドリュー・ポメランツは前回のロイヤルズ戦で今季初勝利を挙げている。こちらは直球とナックルカーブの組み合わせでヤンキース打線を3者凡退に抑え、上々の立ち上がりとなった。

 試合は2回のヤンキースの攻撃、先頭打者として登場したジャンカルロ・スタントンがポメランツの直球をレフトスタンドへと運び先制すると、続く4回の打席で今後はライト方向への一発を放ち2対0と試合の主導権を握る。対するレッドソックスも4回までセベリーノの前に無得点だったが、5回に2死一・二塁からアンドリュー・ベニンテンディがフルカウントから7球目のチェンジアップを捉えセンターへのタイムリーとし1点を返した。セベリーノは11奪三振を記録する好投で6回6安打2失点、ポメランツも6回4安打2失点と好投。セベリーノの2失点目は自らが許した走者を置き、2番手のデービッド・ロバートソンがベッツにタイムリーを打たれたことで記録された。

 2対2で迎えた7回のヤンキースの攻撃。1死から代打、ニール・ウォーカーがツーベースで出塁すると後続の打者が連続四球で満塁のチャンスを迎える。ここで打席に迎えたのはアーロン・ジャッジ、レッドソックスはジョー・ケリーがマウンドにあがった。ターニングポイントとなったこの場面でジャッジはレフトへのタイムリーを放ち3対2と勝ち越しに成功した。このリードを保ったまま最終回は守護神、アロルディス・チャップマンが締めて試合終了。これでヤンキースはレッドソックスと並び首位タイとなった。

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