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1994年生まれの新人右腕対決はレッズ・マーリーに軍配

2018.5.11 17:00 Friday

【レッズ4-1ドジャース】@ドジャー・スタジアム

 タイラー・マーリー(レッズ)とウォーカー・ビューラー(ドジャース)という1994年生まれの両新人右腕が先発した一戦は、レッズ打線が6回表にスクーター・ジェネットの2点タイムリー二塁打で逆転に成功。ビューラーは6回8奪三振2失点と好投したものの、新人右腕対決は5回1失点(自責点0)のマーリーに軍配が上がった。ドジャースは初回にチェイス・アトリーのタイムリーで先制したが、2回裏は満塁の好機を生かせず。4回以降はレッズ投手陣の前に最少打者数で抑えられ、好投を続けるビューラーを援護することができなかった。

 レッズのジム・リグルマン監督代行は、この試合でマーリーが長いイニングを投げてくれることを願っていた。なぜなら、明日の試合では先発する新加入のマット・ハービーを1~2イニングで交代させる予定となっており、多くのリリーバーが必要となるからだ。しかし、マーリーは初回から2イニング連続で満塁のピンチを招き、2イニングを投げ終えた時点で63球。「早く降板することになると思っていたよ」とマーリーは早期降板を覚悟していた。

 3回裏も二死一、二塁のピンチを招いたマーリーだが、リグルマンからもう1イニング投げるかどうかを尋ねられ、「行かせてください」と続投を志願。4回裏はわずか10球でドジャースの攻撃を退け、最終的には109球で先発投手の最低ノルマとも言える5イニングを投げ切った。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「我々はマーリーの立ち上がりを攻め、2回で約60球、3回で約80球を投げさせた。でも結局、彼は5イニングを投げ切ったんだ。最後の6イニングは相手の投手陣に最少の打者数で抑え込まれてしまったね」と語り、立ち直ったマーリーとレッズ救援陣の好投を称えた。

 レッズ打線は6回表にジェネットの2点タイムリー二塁打で逆転し、7回表にはビリー・ハミルトンがタイムリー三塁打。さらに、8回表にはジェネットがライトへの5号ソロを放ち、ジェネットは3安打3打点の大活躍でマーリーを援護するとともに、チームを勝利に導いた。

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