元西武・ルブランが6回無失点 マリナーズ完封リレー
2018.5.15 15:30 Tuesday
【マリナーズ1-0ツインズ】@ターゲット・フィールド
悪天候により延期となった日本時間4月9日の振替試合として行われた一戦は、マリナーズが8回表に相手のエラーによってもらった1点を完封リレーで守り抜き、1対0で勝利を収めた。先発のウェイド・ルブランは雨天により試合開始が1時間40分以上遅れたにもかかわらず、6回90球を投げて被安打3、奪三振4、無四球、無失点という安定感抜群のピッチングを披露。ルブランの後を継いだジェームズ・パゾス、ニック・ビンセント、エドウィン・ディアスもそれぞれ1イニングを無失点に抑え、パゾスは今季初勝利、ビンセントは8ホールド目、ディアスは14セーブ目をマークした。マリナーズは7試合にわたる遠征を4勝3敗で終え、今月の残り16試合のうち13試合はホームで戦う予定となっている。
今月に入って先発ローテーションに加わってから安定感のあるピッチングを続けているルブランが、またしても見事なピッチングを披露した。日本時間5月4日の今季初先発では4回70球を投げて無失点、同10日の2先発目では5回58球を投げて1失点の好投。そしてこの試合では今季最長の6イニングを投げてツインズ打線を無得点に封じてみせた。2015年に日本プロ野球の埼玉西武でプレイするなど多彩な経験を持つルブランは、メジャーでも便利屋として先発、ロングリリーフ、ミドルリリーフなど様々な役割を経験。「リリーフをやっているときは試合中に登板を待ち続けるわけだから、今日試合開始が遅れたのも気にならなかった」とその経験が現在に生かされている。昨季はパイレーツで自己最多の50試合に登板し、今季はここまで防御率2.51の好成績をマーク。今やマリナーズに不可欠な戦力となりつつある。