3点差をひっくり返したジャイアンツが3連勝で貯金1
2018.5.16 18:00 Wednesday
【レッズ3-5ジャイアンツ】@AT&Tパーク
前日の試合でレッズの連勝を6で止めたジャイアンツは、日本時間5月16日の試合でも勝利を収め、連勝を3に伸ばした。ジャイアンツは先発のタイ・ブラックが味方のエラーにも足を引っ張られ、4回3失点(自責点1)で降板したものの、4回裏にブラックの代打として登場したパブロ・サンドバルの2点タイムリーなどで4点を奪って逆転に成功。5回以降は5人のリリーバーが1イニングずつを投げて無失点リレーを展開し、8回裏にはケルビー・トムリンソンのタイムリーで1点を追加して5対3で勝利した。
ジャイアンツのブルース・ボウチー監督は4回裏に一打同点のチャンスを迎え、4回までに3失点ながらまだ62球しか投げていなかったブラックに代打を送る決断をした。代打で起用されたサンドバルは期待に応えて同点タイムリーを放ち、さらに一死満塁とチャンスを広げ、アンドリュー・マカッチェンの併殺崩れの間に勝ち越しに成功。ボウチーの決断が逆転勝利を呼び込む結果となった。
試合後、ボウチーは「その試合にとって正しいと思う決断をしないといけないんだ」と語り、ブラックに代打を送ることが最善の策であったことを強調した。そして「ブルペンの投手たちがしっかり仕事をしてくれたよ」と5回以降の5イニングを無失点に抑えたリリーフ投手陣の頑張りを称えることも忘れなかった。
また、この試合ではジャイアンツの正遊撃手、ブランドン・クロフォードの活躍も光った。「6番・遊撃」で先発出場したクロフォードは全4打席でヒットを放ち、4打数4安打の大活躍。サンドバルのタイムリーで同点のホームを踏み、8回裏にはトムリンソンのタイムリーで貴重な追加点となるホームを踏んだ。
ボウチーの決断にサンドバルが応え、ボウチーの信頼にリリーフ投手陣が応え、チーム一丸となってもぎ取った逆転勝利。再び貯金生活に突入したジャイアンツには、さらに勢いに乗っていきそうな雰囲気も漂い始めている。