バーランダーが118球の熱投で完封勝利 大谷は3三振
2018.5.17 18:00 Thursday
【アストロズ2-0エンゼルス】@エンゼル・スタジアム
アストロズとエンゼルスによるア・リーグ西部地区首位攻防3連戦の最終戦は、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)が118球の熱投を見せ、圧巻の5安打完封勝利。2回表に飛び出したエバン・ギャティスの4号ツーランがこの試合唯一の得点となり、2対0で勝利を収めたアストロズはエンゼルス3連戦を2勝1敗で終え、2位・エンゼルスとのゲーム差を2に広げた。大谷翔平(エンゼルス)は「2番・DH」で先発出場したものの、バーランダーの前に4打数ノーヒット3三振。9回裏に大谷から奪った三振でバーランダーは通算2500奪三振に到達した。
完封に向けての最大の山場は8回裏だった。バーランダーは一死一塁からコール・カルフーンにエンタイトル二塁打を浴び、一打同点のピンチ。ここでルイス・バルブエナを見逃し三振に抑え、続くマイク・トラウトは止めたバットにボールが当たる平凡な投手ゴロに打ち取った。9回裏にも二死一、二塁のピンチを背負ったが、ザック・コザートを一塁フライに抑えて試合終了。バーランダーは今季5勝目をマークし、防御率は驚異の1.05となった。アストロズのA.J.ヒンチ監督は「今日のバーランダーは完璧なコントロールのもとで素晴らしいボールを投げていた」とバーランダーのピッチングを大絶賛。バーランダーは通算2500個目の三振を大谷から奪ったことについて、「彼には健康な選手生活を送ってほしい。いつかおじいちゃんになったときに『俺はアイツから2500個目の三振を奪ったんだ』って自慢したいからね」と話していた。