ヤンキース追い上げ実らず首位陥落 ハメルズ攻略できず
2018.5.23 15:30 Wednesday
【ヤンキース4-6レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン
レンジャーズはメジャー史上4チーム目となる「3試合連続8長打以上」を達成したヤンキースの強力打線を相手にエース左腕のコール・ハメルズが先発。4先発連続で自責点2以下と安定したピッチングを続けているハメルズは、この日も自身の役割をしっかりこなし、グレイバー・トーレスとミゲル・アンドゥハーに一発を浴びながらも7回100球を投げて被安打4、奪三振7、与四球2、失点2の好投で今季3勝目をマークした。ヤンキースは先発のドミンゴ・ヘルマンが4回途中6失点と誤算。打線は終盤に2点差まで追い上げたものの、同点・逆転には至らず、この日勝利したレッドソックスと入れ替わって地区2位に転落した。
チームが地区最下位に低迷していることもあり、今季中の放出が噂されているハメルズだが、「まだ5月だよ」と周囲の雑音には耳を傾けていない。「まだたくさん試合は残っているし、あらゆることが起こる可能性がある。僕にはやるべき仕事があって、それはこのチームで勝つことなんだ。今はこのチームのために、このチームのファンのためにプレイすることだけを考えているよ」とハメルズ。与四死球をきっかけにピンチを招くシーンもあったが、ヤンキースの強力打線に連打を許さず、見事にチームを勝利へと導いてみせた。また、打線ではキャリアで初めて4番打者として先発出場したジュリクソン・プロファーが、初回の第1打席で3号先制スリーランを放ち、チームの勝利に大きく貢献した。