地区首位対決4連戦がスタート 初戦はアストロズが制す
2018.6.1 15:45 Friday
【レッドソックス2-4アストロズ】@ミニッツメイド・パーク
ア・リーグ東部地区首位のレッドソックスとア・リーグ西部地区首位のアストロズが激突する4連戦の初戦は、先発のランス・マカラーズJr.が6回2失点と試合を作り、大技・小技を織り交ぜて4点を奪ったアストロズが4対2で勝利を収めた。アストロズは初回にカルロス・コレアの9号2ランで先制。レッドソックスは3回表にザンダー・ボガーツの2点タイムリー二塁打で同点に追い付いたが、アストロズは4回裏に一死二、三塁のチャンスを作り、トニー・ケンプの内野安打とジェイク・マリズニックのスクイズ(二塁が封殺されたため記録は一塁ゴロ)で2点を勝ち越した。勝利を収めたアストロズは地区2位のマリナーズとの1ゲーム差をキープ。一方、敗れたレッドソックスは2位・ヤンキースとのゲーム差が1.5に縮まっている。
6回2失点で今季7勝目をマークしたマカラーズJr.は「強力打線を相手に6イニングを投げて、チームに勝つチャンスを与えることができた。その点については何の不満もないよ」と自身の登板を振り返った。3回表に同点二塁打を浴びたものの、大きなピンチを背負ったのはこのイニングだけ。やや球数が多かった(107球)とはいえ、強打のレッドソックス打線を相手に6回2失点は合格点のパフォーマンスと言えるだろう。また、マカラーズJr.の後を受けたリリーフ陣も好投し、ウィル・ハリス、ヘクター・ロンドン、ケン・ジャイルズの3人が計3イニングを投げて無失点。「我々は本当に優秀なブルペンを抱えているんだよ」とA.J.ヒンチ監督はリリーフ陣への信頼を口にしていた。