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レッドソックスがピアース獲得 ア・リーグ東部地区5球団目

2018.6.29 12:05 Friday

 日本時間6月29日、レッドソックスはマイナーリーガー1名とのトレードでブルージェイズからスティーブ・ピアースと金銭を獲得したことを発表した。デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長がトレードの成立を発表。ピアースは今回のトレードにより、ア・リーグ東部地区の全5球団に所属することとなった。

 現在35歳のピアースは2016年12月にブルージェイズと2年1250万ドルの契約を結んでおり、今季が契約最終年。今季は腹斜筋痛もあってここまで26試合のみの出場にとどまっているが、そのなかで打率.291、4本塁打、16打点、OPS.868をマークし、特に左投手に対しては打率.306の好成績をマーク。左投手に対する成績が芳しくないレッドソックス打線において、左投手キラーとして存在感を発揮することになりそうだ。

 メジャーでは一塁、左翼のほか、右翼、二塁、三塁での出場経験があるピアースだが、昨季は左翼で85試合、一塁で10試合に出場したのみであり、今季も左翼を9試合、一塁を3試合、右翼を2試合守っただけ。レッドソックスは正一塁手のミッチ・モアランドと外野の一角を担うジャッキー・ブラッドリーJr.がともに左投手をあまり得意としておらず、彼らとプラトーンを組む形で起用される可能性が高い。

 また、ピアースは2004年のドラフトでレッドソックスから10巡目指名を受けながら入団を拒否しており、14年越しでレッドソックス入団が実現することとなった。これまでにオリオールズ、ヤンキース、レイズ、ブルージェイズではプレイ経験があり、レッドソックス加入によりア・リーグ東部地区5球団制覇が実現した。

 一方、ブルージェイズに移籍するのはドミニカ共和国出身の23歳の遊撃手であるサンティアゴ・エスピナル。今季はA+級で65試合に出場し、打率.313、7本塁打、32打点、OPS.840をマークしている。2016年のドラフトでレッドソックスから10巡目指名を受けて入団した俊足巧打の遊撃手だ。

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