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ピスコッティが3試合連発 アスレチックス接戦制す

2018.7.10 16:05 Tuesday

【アスレチックス2-0アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

 直近20試合で16勝4敗と好調のアスレチックスが投手陣の頑張りとスティーブン・ピスコッティの活躍によって地区首位のアストロズとの接戦を制し、貯金を今季最多の11とした。アスレチックス先発のフランキー・モンタスとアストロズ先発のゲリット・コールがともに好投し、試合は6回終了時点で両軍無得点。しかし、7回表の先頭打者として打席に入ったピスコッティがアストロズ2番手のブラッド・ピーコックから3試合連発となる10号ソロを放ち、アスレチックスが均衡を破った。ピスコッティは続く8回表にも二死一、二塁のチャンスでタイムリーを放ち、チームの全得点を叩き出す大活躍。モンタスのあとを継いだルー・トリビーノが2イニング、クローザーのブレイク・トライネンが1イニングを無失点に抑え、アスレチックスは2対0で勝利を収めた。

 決勝弾を放ったピスコッティは「彼らは良いチームだよ」とアストロズを称えたが、「僕たちは毎日試合に勝とうとしている。過去のことを必要以上に考える必要はないのさ」とメジャーリーガーとしてのプライドを覗かせた。開幕前の評判はそれほど高くなかったアスレチックスだが、今季ここまで51勝40敗と堂々たる成績をマーク。第2ワイルドカードまで6ゲーム差に迫っており、ポストシーズン進出の可能性すら出てきた。スーパースターはいないものの、打線にはパンチ力を秘めた好打者が揃い、勝ちパターンの継投も確立。トレード・デッドラインでの補強でチームの弱点を上手くカバーすることができれば、3年連続地区最下位からの脱出どころか、2014年以来4年ぶりとなるポストシーズン進出も決して夢ではないだろう。

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