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大谷が松井1年目に並ぶ16号アーチ エンゼルスは敗れる

2018.9.5 15:15 Wednesday

【エンゼルス2-4レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

 「2番・指名打者」で先発出場したエンゼルスの大谷翔平は、レンジャーズ先発のマイク・マイナーの前に最初の2打席は連続三振に倒れたものの、3点ビハインドで迎えた6回表の第3打席で甘く入ったスライダーを捉え、右中間へ16号ソロを叩き込んだ。大谷は今季ここまで全15本塁打を右腕から放っており、マイナーから放った一発がメジャーでの左腕からの初本塁打。また、この一発で松井秀喜のヤンキース1年目の本塁打数に並んだ。第4打席は二塁ゴロに倒れ、大谷は4打数1安打1打点。田澤純一は2点ビハインドの7回裏に登板して1イニングを無失点に抑えたが、エンゼルスは2対4でレンジャーズに敗れた。

 試合開始前の時点で右腕に打率.311、15本塁打、OPS1.028の好成績をマークしていたのに対し、左腕には打率.177、0本塁打、OPS.524に封じられていた大谷。しかし、左腕・マイナーを相手に先発起用してくれたマイク・ソーシア監督の期待に応え、左腕からのメジャー初本塁打を放ってみせた。大谷は今季274打席(243打数)で16本塁打を放っているが、これは2003年の松井(695打席・623打数)の4割ほどの打席数。1年目の日本人選手として最多の18本塁打を放った2006年の城島健司も542打席(506打数)を要しており、大谷の本塁打生産ペースは異例とも言える。投手としての戦列復帰を果たしたため、レギュラーシーズンの残り試合で打席に立つ機会は限られるが、現在のペースを維持できるのであれば、城島の18本塁打を抜くのも時間の問題だろう。

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