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大谷翔平がセンセーショナルなルーキーイヤーを振り返る

2018.11.23 06:55 Friday

 ア・リーグの新人王に選出された大谷翔平(エンゼルス)は日本時間11月22日、東京都内で記者会見を行い、センセーショナルな活躍を見せた1年目のシーズンを振り返った。メジャーでも本格的な二刀流にチャレンジし、強烈なインパクトを残した大谷は現在、トミー・ジョン手術のリハビリに取り組んでいる。大谷は、日米の野球の違いについて「野球や文化を含め、すべてが違っていた。パワーも技術もスピードも、総合的にレベルが高いと感じた」と語った。

 スプリング・トレーニングで大谷が苦戦していた時期、世間では大谷のメジャーへの適応について様々な議論が行われていた。「キャンプのとき、メンタルの部分も含め、なかなか思い通りにプレイできなかった。(イチローは)僕のために時間を作ってくれた。そこからメンタルの部分でも技術的にも、より良い形でシーズンに入っていくことができた。(イチローには)すごく感謝している」と、大谷は日本人メジャーリーガーの大先輩・イチローの存在が大きかったことを明らかにした。

 大谷は投手として10先発で51回2/3を投げ、4勝2敗、防御率3.31、63奪三振をマーク。一方、打者としては104試合で打率.285、22本塁打、OPS.925というハイレベルな成績を残した。1人の選手が同一シーズンに「投手として10登板&打者として20本塁打以上」をクリアするのは、あのベーブ・ルース以来のことだった。

 トミー・ジョン手術を受けたことにより、来季は打者としてのプレイに専念することになり、本格的な二刀流の再開は2020年まで待たねばならない。しかし、大谷は「手術後、すべてがすごく順調。最初の1ヶ月ほどは思い通りに右手が使えなくて苦労したけど、今はそれほど不自由することはない。手術を受けて良かったと思っている」とリハビリ生活が順調に進んでいることを明らかにした。

 元ヤンキースの松井秀喜が「日本人としては初めてのホームランバッター」と評するほどの逸材である大谷。打者としてのプレイに専念する来季、どのような成績を残すのか。そして、二刀流が復活する2020年以降、どのような活躍を見せてくれるのか。今後も大きな注目を集めることになりそうだ。

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