右肩故障中のヤンキース・アンドゥハーが再び故障者リスト入り
2019.5.14 10:20 Tuesday
日本時間5月14日、ヤンキースは右肩関節唇を断裂しているミゲル・アンドゥハーを再び故障者リストに登録したことを発表した。アンドゥハーは日本時間4月2日に故障者リスト入りしたものの、手術を回避し、リハビリを経ておよそ1ヶ月後に戦列復帰。しかし、右肩の状態は思わしくなく、アーロン・ブーン監督は今後の対応について判断するために、アンドゥハーが詳細な検査を受ける予定であることを明らかにした。
ヤンキースは当初、右肩の故障がアンドゥハーのスローイングのみに影響を与えると考えていた。つまり、右肩の故障を抱えた状態でも、昨季打率.297、27本塁打、92打点、OPS.855をマークしたバッティング面での貢献が期待できると見込んでいたのだ。ところが、日本時間5月5日の戦列復帰以降、アンドゥハーは9試合に出場して34打数3安打(打率.088)。右肩の故障がバッティングにも悪影響を及ぼしていることが明らかになり、ヤンキースはアンドゥハーの起用プランについて軌道修正を余儀なくされた。
ブーンは「彼はあらゆるテストをクリアしていたし、リハビリも正しく行っていたと思う。でも、彼の不振には故障が関係していると判断せざるを得ない状況になっている」とコメント。「彼の状態をもう一度しっかり検査して、戦列復帰に向けてのプランを立て直さなければならない」と今後の動きについて説明した。
現在24歳のアンドゥハーは、正三塁手に定着して47本の二塁打を放つなど、期待以上の活躍ぶりでア・リーグの新人王投票で大谷翔平(エンゼルス)に次ぐ2位にランクイン。しかし、今季は故障の影響もあり、12試合で打率.128にとどまっている。
「選手はレーシングカーのようなものなんだ。どこかがおかしくなってしまうと、全体のパフォーマンスに影響を及ぼしてしまう。我々はチームが好成績を残すためだけでなく、ミギー(=アンドゥハーの愛称)が良い選手で居続けられるようにするために、最善の方法を取らなくてはならない」とブーン。手術を受けることが決まれば、最悪の場合、今季中の戦列復帰は絶望となるかもしれない。
