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ヤンキースに朗報 正中堅手・ヒックスが戦列復帰

2019.5.14 10:30 Tuesday

 左腰痛により開幕から故障者リスト入りしていたアーロン・ヒックス(ヤンキース)が、レギュラーシーズン開幕から1ヶ月半が経過し、ようやく戦列に戻ってきた。日本時間5月14日、ヤンキースはヒックスを故障者リストからアクティブ・ロースターに登録し、アーロン・ブーン監督はオリオールズ戦に「1番・中堅」で先発起用(試合は雨天中止に)。故障者が続出するなかレイズと首位争いを繰り広げるヤンキースにとって、強打のリードオフマンの戦列復帰はこの上ない朗報だ。

 スプリング・トレーニングで腰を痛めた当初、ヒックスは自身の離脱期間がこれほど長期化するとは想像していなかったに違いない。しかし、自身に加えてアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンと主力外野手に故障者が続出するなか、ヤンキースは生え抜きのベテランであるブレット・ガードナーのほか、クリント・フレイジャー、キャメロン・メイビン、マイク・トックマンといった選手たちを起用。開幕40試合で24勝をマークする期待以上の戦いを続けている。

 ヒックスは「故障者の代役として出場機会を得た選手たちが良い仕事をしてくれている。トックマンは試合を決める重要なヒットを何本も打ったし、メイビンもバットがよく振れている」と語り、開幕直前に加入したトックマン、4月下旬に金銭トレードで加入したメイビンといった代役選手の奮闘を称賛。トックマンはヒックスと入れ替わる形でAAA級降格となったが、ブーンは「これまで勝利に貢献してくれた選手を降格させるのは難しい決断だ。でも、彼はチーム事情を理解してくれていると思う」とヒックス同様にトックマンのチームへの貢献を称えた。

 ヤンキースの正中堅手として昨季初めて規定打席に到達し、打率.248、27本塁打、79打点、OPS.833をマークしたヒックスは、今年2月に7年7000万ドルでヤンキースとの契約を延長。契約延長を手にして以降、初めて公式戦のグラウンドに立つことになる。ブーンが「球界で最も過小評価されている選手の一人」と語るヒックスは、1ヶ月半の出遅れを挽回し、リードオフマンとして文字通りチームを牽引する活躍を見せてくれることだろう。ヒックスの今後の活躍に注目だ。

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