ヤンキース・スタントンが右ふくらはぎ痛で開幕微妙に
2020.2.27 11:30 Thursday
ヤンキースの主力選手にまたしても故障が発生した。守備練習中に右ふくらはぎを痛めたジャンカルロ・スタントンがグレード1(軽傷)の右ふくらはぎ痛と診断され、日本時間3月27日に行われるオリオールズとの開幕戦の出場が微妙な状況となった。昨季は相次ぐ故障に悩まされ、18試合の出場でわずか3本塁打に終わったスタントンだが、復活を目指す今季も故障者リストで開幕を迎えることになりそうだ。
ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、スタントンの離脱を受けて「残念だよ。選手たちにはレギュラーシーズン開幕に向けての準備をしっかり進めてもらいたいと思っていたからね」とコメント。「彼自身は(右ふくらはぎを痛めた)昨日に比べて状態が良くなっていると感じていたし、念のために検査を受けただけだったんだけど、(軽傷とはいえ)故障していることが判明してしまった。(復帰までに)数週間はかかるだろうね」と語り、1ヶ月後に迫る開幕戦に出場するのは難しいとの見通しを明らかにした。
ヤンキース加入1年目の2018年は158試合に出場して打率.266、38本塁打、100打点、OPS.852をマークしたスタントンだが、昨季は左上腕二頭筋、左肩、左ふくらはぎ、右膝など故障が相次ぎ、レギュラーシーズンは18試合にしか出場できなかった。ポストシーズンでは、地区シリーズこそ全3試合に出場したものの、リーグ優勝決定シリーズ第1戦で右大腿四頭筋を痛め、それ以降の出場は1試合だけ。最後まで故障に泣かされたシーズンだった。
スタントンの故障離脱により、開幕時点でのレギュラーの顔ぶれは左翼マイク・トークマン、中堅ブレット・ガードナー、右翼アーロン・ジャッジ、指名打者ミゲル・アンドゥハーで固まったと見られ、控え外野手としてクリント・フレイジャーも開幕ロースターに名を連ねることになるだろう。昨季は故障者続出のなかでリーグ優勝決定シリーズまで進出したヤンキースだが、今季もスタントン、アーロン・ヒックス、ジェームス・パクストン、ルイス・セベリーノと多くの主力選手を欠いた状態でスタートすることになりそうだ。