レッズ・秋山が途中交代 「左ハムストリングの故障」と球団発表
2021.3.14 11:00 Sunday
日本時間3月14日、アスレチックスとのオープン戦に「1番・センター」でスタメン出場していた秋山翔吾(レッズ)が3回表の守備からベンチに退いた。レッズの公式ツイッターによると、秋山は左ハムストリングを故障し、現在検査を受けているという。この日唯一の打席でサードゴロに倒れ、オープン戦7打数無安打となった秋山。故障の程度は不明だが、場合によっては日本時間4月2日のレギュラーシーズン開幕に影響が出る可能性もありそうだ。
現時点では秋山がどのタイミングで左ハムストリングを痛めたのかは明らかになっていない。秋山は夫人が事故に巻き込まれるというアクシデントがあり、一時的にチームを離脱したあと、日本時間3月8日のジャイアンツ戦からオープン戦に出場。それから1日おきに合計4試合に出場しているが、四球を3つ選んで盗塁を1つ決めているものの、まだ2021年の初安打は生まれていない。
レッズは秋山、ジェシー・ウィンカー、ニック・センゼル、ニック・カステヤーノスとレギュラークラスの外野手が4人いる。デービッド・ベル監督は「センターの1番手はセンゼル」と話しつつも、「4人に出場機会を与える方法を考えなければならない」と秋山が控え扱いではないことを強調していたが、秋山が離脱することになれば、外野のレギュラーは左翼ウィンカー、中堅センゼル、右翼カステヤーノスの布陣で固定されるとみられる。また、控えにはアリスティデス・アキーノが入ることになるだろう。
昨季はナショナル・リーグでも指名打者制が採用されたため、ウィンカーが指名打者に回り、秋山は主に左翼で多くの出場機会を得ることができたが、指名打者制の不採用が濃厚となっている今季はレギュラー争いを制して出場機会を確保しなければならない立場。このタイミングで戦線離脱となれば、さらに苦しい状況に追いやられる。メジャー2年目のスプリング・トレーニングは波乱の展開となっている。