オリオールズが開幕戦制す 澤村デビュー戦は1回無失点
2021.4.3 12:00 Saturday
【オリオールズ3-0レッドソックス】@フェンウェイ・パーク
悪天候により1日遅れで開催されたオリオールズ対レッドソックスの開幕戦は、開幕投手のジョン・ミーンズが7回1安打無失点という見事なピッチングを見せたオリオールズが3対0で完封勝利を収めた。ミーンズが好投を続けるなか、オリオールズは6回表にライアン・マウントキャッスルのタイムリー二塁打で2点を先制。8回表にも1点を追加し、3投手による完封リレーでレッドソックス打線をわずか2安打に封じた。
オリオールズ先発のミーンズは2回裏先頭のザンダー・ボガーツに三塁マイケル・フランコの失策で出塁を許したあと、降板するまで打者18人を連続で打ち取る安定感抜群のピッチングを披露。1901年以降、開幕戦で7イニング以上を投げて1安打以下に抑えたのは球団史上初の快挙だった。また、「与四球0」という条件を加えると、メジャー史上3人目の快挙。2番手のタナー・スコット、3番手のセザー・バルデスも1イニングを無失点に抑え、被安打2の完封リレーが完成した。
レッドソックスの澤村拓一は3点ビハインドの9回表に5番手としてマウンドに上がり、メジャーデビュー。先頭のオースティン・ヘイズを内角の厳しいコースへの93.3マイル(約150.2キロ)のスプリッターで空振り三振に仕留めると、二死から二塁打を浴びたものの、1イニングを無失点に抑える上々のデビュー戦となった。また、がん治療で昨季を全休したオリオールズのトレイ・マンシーニは8回表の第4打席で復帰後初安打を放っている。ミーンズが1勝目(0敗)、レッドソックス先発のネイサン・イバルディが1敗目(0勝)、バルデスが1セーブ目を記録した。