バーンズが史上初の快挙 今季40奪三振で与四球はゼロ
2021.4.21 16:00 Wednesday
【ブリュワーズ6-0パドレス】@ペトコ・パーク
開幕から快投を続けるコービン・バーンズ(ブリュワーズ)がメジャー新記録を樹立した。6回93球を投げて被安打4、奪三振10、与四球0、無失点の好投を見せたバーンズは今季の成績が奪三振40/与四球0となり、2013年にアダム・ウェインライト(カージナルス)が打ち立てた「シーズン初与四球の前に35奪三振」というメジャー記録を更新。また、1901年以降、連続した4先発で「奪三振40以上かつ与四球0」を記録した史上初の投手となった。
バーンズは3回裏に3者三振を奪うなど、序盤3イニングをパーフェクト投球。3回裏二死走者なしの場面で相手先発投手のクリス・パダックから奪った三振でウェインライトの記録を塗り替えた。2017年にケンリー・ジャンセン(ドジャース)が「シーズン初与四球の前に51奪三振」という記録を作っているが、これはリリーフでの記録。先発投手ではメジャー新記録となり、クレイグ・カウンセル監督は「数字が全てを物語っている。本当に信じられない記録だ」と感嘆するほかなかった。
3回表にビリー・マッキニーの2号先制ソロなどで5点の援護をもらったバーンズは4回裏二死1・3塁、5回裏一死満塁のピンチをいずれも無失点で切り抜け、6回裏は再び三者凡退。6回4安打無失点の好投で今季2勝目(1敗)をマークし、防御率は0.37となった。ブリュワーズはここまで17試合を消化して先発防御率1.90(もちろんメジャー1位)という驚異的な数字をマーク。その中心にいるのは間違いなくこのバーンズである。