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菊池が7回途中まで無安打の快投 対アストロズ初勝利

2021.4.30 11:00 Friday

【マリナーズ1-0アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

 マリナーズの菊池雄星が通算6先発で0勝2敗、防御率6.46と苦手にしていたアストロズを相手に素晴らしいピッチングを披露した。カッターを中心にすべての球種を巧みに操り、5回まで与四球2つだけの無安打ピッチング。6回裏には3者三振を奪った。7回裏一死からカルロス・コレアに二塁打を許し、快挙達成はならなかったが、7回95球を投げて被安打1、奪三振7、与四球2、失点0の快投。チームは1対0で勝利し、菊池は今季初勝利(1敗、防御率4.40)をマークした。

 スコット・サービス監督は「今日の彼の競争力を十分に言い表すことはできない。私にとって、それくらい本当に突出したピッチングだった」と菊池の快投を絶賛。特にカッターは見逃しと空振りで合計21個のストライクを奪い、菊池自身も「カッターで内角を強く攻めることができた」と手応えを口にした。エースのマルコ・ゴンザレスが左前腕痛で離脱しており、菊池が期待に応えるピッチングで7イニングを投げ抜いた意味は非常に大きい。

 一方、「打」のヒーローとなったのは新人外野手のテイラー・トラメルだ。3回表にアストロズ先発のルイス・ガルシアから4号ソロを放ち、この試合唯一となる得点をチームにもたらすと、9回裏二死1塁の場面でセンター前にフラフラと上がったコレアの打球をスライディングキャッチで好捕。本塁打については「(スタンドインするかどうかは)五分五分だと思っていた。フェンスに当たるかもしれないと思った。右翼手が追いかけているのを見て、今は捕らないでくれと祈っていたよ」と振り返った。

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