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ブレーブスが救援右腕・グリーンと再契約 1年150万ドル

2021.5.10 05:00 Monday

 日本時間5月10日、昨季終了後にブレーブスからFAとなり、現在に至るまで所属チームが決まっていなかったリリーフ右腕、シェーン・グリーンがブレーブスとの再契約に合意したことが明らかになった。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、契約条件は1年150万ドル。これがシーズンの残り試合数に応じて日割りで支払われるため、グリーンが得る金額は110万ドルから120万ドルくらいになるとみられる。

 現在32歳のグリーンは昨季ブレーブスで28試合に登板して1勝0敗、9ホールド、防御率2.60をマーク。セットアッパーとしてチームの地区優勝に貢献し、ポストシーズンでも6試合に登板して防御率1.50の好投を見せた。ブレーブスに加入する前はヤンキースとのタイガースでプレーし、タイガース時代にはクローザーを務めた経験もある。2018年に自己最多の32セーブを記録。翌2019年にはオールスター・ゲーム初選出を果たした。

 2年連続で防御率2点台をマークしているグリーンの契約が現在に至るまで決まらなかったのは、奪三振率が2019年の9.19から昨季は6.83へ大きく下落したことが原因であるとみられている。ブレーブスはクローザーのウィル・スミスにつなぐ役割をA・J・ミンター、タイラー・マツェック、ルーク・ジャクソン、ネイト・ジョーンズといった面々が務めているが、AAA級グウィネットでの調整を終えたあと、グリーンがそこに加わることになるだろう。

 2018年から昨季まで地区3連覇中のブレーブスは、今季ここまで16勝17敗とスタートダッシュに失敗。打線は低打率(リーグ10位の.229)ながらもリーグ最多の47本塁打を放ち、リーグ6位の153得点を叩き出しているが、チーム防御率4.65はリーグ12位に沈んでいる。リリーフ陣はリーグ11位の救援防御率4.56と安定感を欠いており、グリーンとの再契約でテコ入れを図ることになった。

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