グラスノウ８回11Ｋの快投　レイズ10回裏サヨナラ勝ち

2021.5.27 11:00 Thursday

【ロイヤルズ１－２xレイズ】（延長10回タイブレーク）＠トロピカーナ・フィールド

　前日の試合で11連勝がストップし、球団記録の12連勝に惜しくも届かなかったレイズは、９回表に２番手のＪ・Ｐ・ファイアーアーゼンが同点弾を浴びたものの、タイブレークに突入した10回裏一死１・３塁のチャンスでマニュエル・マーゴがライト前タイムリーを放ち、２対１でサヨナラ勝ち。貯金を今季最多タイの11とし、地区首位の座をキープした。筒香嘉智をDFAとした時点で19勝17敗の貯金２だったレイズだが、それ以降の15試合で12勝３敗と好調が続いている。

　11連勝後の連敗は避けたい一戦で勝利の立役者となったのは先発のエース右腕、タイラー・グラスノウだ。５回表一死まで打者13人をパーフェクトに抑え、５回表二死１・２塁のピンチはジャロッド・ダイソンをファーストゴロに打ち取って無失点。６回以降も毎回走者を出したが、要所を締めてロイヤルズ打線に得点を許さなかった。勝利投手にはなれなかったが、８回102球を投げて被安打３、奪三振11、与四球２、失点０という快投で今季の防御率は2.57となっている。

　レイズは４回裏にマイク・ズニーノのタイムリーで先制したが、先日ウィリー・アダメスとのトレードでブリュワーズから獲得したばかりのファイアーアーゼンが９回表先頭のアンドリュー・ベニンテンディに４号同点ソロを被弾。しかし、10回表も続投してロイヤルズに勝ち越しを許さず、最後は10回裏一死１・３塁からマーゴがライトへのタイムリーを放って試合に終止符を打った。