エンゼルス今季初の完封勝利 大谷は2安打2打点1盗塁
2021.5.30 11:00 Sunday
【エンゼルス4-0アスレチックス】@オークランド・コロシアム
エンゼルスは先発のアレックス・カッブが7回101球を投げて被安打3、奪三振8、与四球2、失点0という素晴らしいピッチングを披露。8回裏を2番手のトニー・ワトソン、9回裏を3番手のライセル・イグレシアスが三者凡退に抑え、今季初の完封勝利をマークした。カッブはアスレチックス戦に過去10度先発して防御率2.18の好成績を残していたが、その数字が示す通りに相性の良さを発揮し、チームを勝利に導いた。
アスレチックスのボブ・メルビン監督はカッブのピッチングについて「彼は我々の打者のバランスを崩し続けた。どのカウントからでも本当にいいスプリットを投げていたし、シンカーもよかった。多くのゴロを打たされてしまったね。早いカウントではカーブでストライクを取ることもできていたし、試合を通して打者がバランスを崩されてしまった」と脱帽。エンゼルスはアスレチックスの守備のミスもあり、5回表に一挙4点を先制したが、今日のカッブにはこの4点で十分だった。
前日の試合で先発登板したエンゼルスの大谷翔平は定位置の「2番・DH」でスタメン出場。第1打席はレフトフライ、第2打席は空振り三振に倒れたが、5回表二死2・3塁のチャンスで迎えた第3打席でレフトへの2点タイムリーを放ち、直後に今季7個目の盗塁を決めてアンソニー・レンドンのタイムリーで4点目のホームを踏んだ。第4打席でセンターへのヒットを放ち、今季14度目のマルチ安打を記録。第5打席はサードへのファウルフライに倒れ、5打数2安打2打点1盗塁で今季の打率は.269、OPSは.940となっている。