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エンゼルスがヤンキース4連戦の初戦を制す 大谷26号

2021.6.29 12:30 Tuesday

【エンゼルス5-3ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

 敵地ヤンキー・スタジアムでの4連戦を迎えたエンゼルスは、初回に大谷翔平の26号ソロなどで2点を先制。大谷がヤンキー・スタジアムで放った初めての本塁打が試合の流れを作り、5対3でヤンキースを破った。エンゼルス2番手のホゼ・スアレスは、先発のディラン・バンディが熱中症によりマウンド上で嘔吐するアクシデントがあり、2回途中から急遽マウンドに上がったが、5回1/3を2安打1失点に抑える好リリーフで3勝目(1敗)をマーク。先発ローテ入りが検討されるようだ。

 試合前、ジョー・マドン監督は大谷について「彼は異質な存在だ」と話していたが、大谷はその言葉に応えるかのように、衝撃的な一発をヤンキー・スタジアムのライトスタンドへ叩き込んだ。スタットキャストの計測によると、大谷の打球は初速117.2マイル(約188.6キロ)を記録。これは大谷自身の最速本塁打であり、2015年のスタットキャスト導入後、エンゼルスの選手が放った最速本塁打でもある。大谷は過去ヤンキー・スタジアムで9打数0安打だったが、この球場で放った初めてのヒットは、メジャートップに並ぶ26号であるとともに、チームを勝利に導く一発となった。

 エンゼルスはジオ・ウルシェラの10号ソロなどで同点に追い付かれたが、5回表にマックス・スタッシの内野ゴロの間に勝ち越しに成功し、6回表にはフアン・ラガレスの2号ソロで貴重な追加点。6回裏にジャンカルロ・スタントンの14号ソロで1点を返されたが、8回表にホゼ・イグレシアスがタイムリー二塁打を放ち、貴重な1点を追加した。大谷は本塁打を放ったあと、センターフライ、空振り三振、見逃し三振、セカンドゴロで5打数1安打1打点。今季の打率は.276、OPSは1.031となっている。

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