球宴初選出のマリナーズ・菊池雄星 5回5失点で4敗目
2021.7.8 14:30 Thursday
【ヤンキース5-4マリナーズ】@T-モバイル・パーク
メジャー3年目にして初のオールスター・ゲームに選出され、前半戦最後の登板に臨んだ菊池雄星(マリナーズ)だったが、今季ワーストタイとなる5失点を喫し、今季4敗目(6勝、防御率3.48)が記録された。マリナーズは6回裏にトム・マーフィーの7号3ランで1点差まで追い上げたものの、マーフィーの一発のあとは打者10人がパーフェクトに抑えられ、走者を1人も出せずに試合終了。明日の第3戦を残してヤンキース3連戦の負け越しが決定した。
今日の菊池は速球のスピードがあまり出なかっただけでなく、スライダーのキレを欠いたほか、カッターの制球にも苦しみ、昨季までを思い起こさせるような苦しいピッチングに。初回は2つの四球で二死1・2塁のピンチを招いたあと、ルーク・ボイトとグレイバー・トーレスの連続タイムリーで3点を失い、2回表には一死3塁からアーロン・ジャッジに左中間スタンドの2階席へ飛び込む特大の20号2ランを浴びた。
3回表は二死から1・2塁のピンチを招きながらも無失点に抑え、4回表と5回表はいずれも三者凡退と立ち直ったが、5回94球を投げて被安打8、奪三振5、与四球3、失点5という内容で今季4敗目。この試合の前まで、直近7試合で5勝0敗、防御率1.87と安定感抜群のピッチングを見せていただけに、やや悔いの残る前半戦最終登板となってしまった。日本時間7月14日はマリナーズの代表としてオールスター・ゲームに出場。中5日というスケジュールを考えると、登板のチャンスは十分にありそうだ。