【NLWC展望】106勝のドジャースに17連勝のカージナルスが挑む
2021.10.6 14:00 Wednesday
日本時間10月6日に行われたア・リーグのワイルドカード・ゲームはレッドソックスが6対2でヤンキースに勝利。地区シリーズ進出を決めた。明日、日本時間7日はいよいよナ・リーグのワイルドカード・ゲームが行われる。第1ワイルドカードは球団史上最多タイの106勝をマークしながらも地区優勝争いでジャイアンツに一歩及ばなかったドジャース。1998~2000年のヤンキース以来となるワールドシリーズ連覇を目指す昨季王者に挑むのは、9月に球団新記録の17連勝をマークして第2ワイルドカードを獲得したカージナルスだ。
今季の直接対決はドジャースが4勝3敗で勝ち越し。日本時間6月1~3日にドジャー・スタジアムで行われた3連戦ではドジャースが2勝1敗で勝ち越したが、日本時間9月7~10日にブッシュ・スタジアムで行われた4連戦ではカージナルスが2連敗のあとに2連勝し、ここから勢いに乗って次のカード(レッズ3連戦)の2戦目から球団新記録の17連勝を成し遂げた。ドジャースに2連敗した時点で貯金1まで後退していたカージナルスだが、ある意味、ドジャース戦の2連勝が今季のターニングポイントとなった。
先発投手はサイ・ヤング賞3度の名投手マックス・シャーザー(ドジャース)と40歳のベテラン右腕アダム・ウェインライト(カージナルス)。今季のウェインライトはリーグ3位のクオリティ・スタート22度を記録するなど、安定感のあるピッチングを見せたが、シャーザーはドジャース移籍後の11先発で7勝0敗、防御率1.98という圧巻のパフォーマンス。カージナルスとしてはウェインライトが試合を作ったうえで、いかにシャーザーから得点を奪うかがポイントとなるだろう。
ドジャースはレギュラーシーズン最終戦で負傷したマックス・マンシーがワイルドカード・ゲームに間に合わない可能性が高いのが痛い。カージナルスの先発が右腕のウェインライトのため、一塁はアルバート・プーホルスではなく、正中堅手のコディ・ベリンジャー、もしくは左打ちのマット・ベイティが入ることになるだろう。また、ワイルドカード・ゲームとは直接関係がないものの、クレイトン・カーショウは故障によりポストシーズンを欠場することが確実となっている。
メジャーリーグ公式サイトの両チームの担当記者による予想スタメンは以下の通り。
◆カージナルス
(二)トミー・エドマン
(一)ポール・ゴールドシュミット
(左)タイラー・オニール
(三)ノーラン・アレナード
(右)ディラン・カールソン
(捕)ヤディアー・モリーナ
(遊)エドムンド・ソーサ
(中)ハリソン・ベイダー
(投)アダム・ウェインライト
◆ドジャース
(右)ムーキー・ベッツ
(遊)コリー・シーガー
(二)トレイ・ターナー
(捕)ウィル・スミス
(三)ジャスティン・ターナー
(左)AJ・ポロック
(中)クリス・テイラー
(一)コディ・ベリンジャー
(投)マックス・シャーザー