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ド軍・バウアーに2年間出場停止処分 バウアーは不服申し立て

2022.4.30 07:13 Saturday

 日本時間4月30日、メジャーリーグ機構はDV規定に基づいてトレバー・バウアー(ドジャース)に2年間(324試合)の出場停止処分を科したことを発表した。バウアーはDV疑惑の調査中、休職処分でレギュラーシーズン99試合を欠場したが、この99試合は今回の出場停止処分の日数としてカウントされない。なお、バウアーはこの処分に対して不服申し立てを行うことを表明。DV規定に基づく出場停止処分に対して不服申し立てを行う史上初めての選手となる。

 2年間の出場停止処分が発表されたことに伴い、ドジャースは以下の声明を発表した。

「本日、我々はメジャーリーグ機構がトレバー・バウアーの調査を終了し、コミッショナーが処分を決定したとの連絡を受けました。ドジャースの球団組織はこのような性質の疑惑を非常に真剣に受け止めており、家庭内暴力や性的暴行など、いかなる行為を容認したり、許容したりすることはありません。我々はメジャーリーグ機構の調査が始まって以来、全面的に協力してきました。メジャーリーグ機構のDV規定とコミッショナーによる同規定の施行を全面的に支持しています。我々はトレバーが不服申し立ての権利を持っていることを理解しています。したがって、そのプロセスが完了するまで、これ以上のコメントを差し控えさせていただきます」

 一方のバウアーは、自身のツイッターで「私はメジャーリーグのDV規定に違反したことを否定します。この処分を不服としており、不服申し立てが認められることを期待しています」と2年間の出場停止処分に対して不服申し立てを行うことを表明。バウアーの不服申し立てが認められず、2年間の出場停止処分が確定した場合、ドジャースと2023年シーズンまでの3年契約を結んでいるバウアーは、再びドジャースの選手としてプレーすることなく契約満了を迎えることになる。

 バウアーのDV疑惑について、刑事告訴は今年2月に取り下げられた。しかし、刑事告訴が取り下げられたあとにもDV規定に基づく処分が科された例は複数あり、ドジャースでも2019年8月にフリオ・ウリアスが20試合の出場停止処分を受けている。なお、2年間(324試合)の出場停止処分はDV規定に基づく処分としては史上最長となる。

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