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【強豪国だらけの世界大会④】過去2度アメリカ撃破のダークホース、初の決勝ラウンドに向けて

2023.2.4 10:54 Saturday

 2006年の第1回大会から5大会連続出場のメキシコ。2006年、2013年大会ではアメリカに勝利したダークホースが、初の決勝ラウンド進出へ最強メンバーで挑む。

 2006年の第1回大会では1次リーグを1位で通過。第2ラウンドではアメリカに勝利し、2013年の1次ラウンドでもアメリカを撃破したメキシコ。今回もアメリカと同じプールCで初の決勝ラウンド進出を狙う。

 監督は、2002年のエンゼルス世界一メンバーで、自身も2006年大会に出場、2021年の東京オリンピックでも指揮を執って6位となったベンジー・ギルが務める。

 先発投手には、2021年にメキシコ出身選手では史上4人目の20勝を挙げ最多勝、昨年は17勝、防御率2.16で最優秀防御率のタイトルを獲得したドジャースのフリオ・ウリアスをはじめ、昨季13勝のホセ・ウルキディ(アストロズ)、同12勝のタイワン・ウォーカー(フィリーズ)など。

 抑えには、2019年にアストロズでセーブ王に輝き、昨年は千葉ロッテ、今季は福岡ソフトバンクでプレーするロベルト・オスナが控えている(編集部注:オスナは出場辞退へ)。

 打撃陣では、キューバのハバナ出身も、メキシコに亡命。2020年のポストシーズンでは10本塁打を放ち、本塁打数の新人新記録を更新。新人野手初となるシリーズMVPに。2021年にはキューバ出身選手として6人目となる新人王のタイトルを獲得し、2年連続20本塁打を記録しているレイズのランディ・アロザレーナを筆頭に、昨季20本塁打のアイザック・パレイデス(レイズ)など、メジャーで活躍する若手もそろっている。

 アメリカ、カナダ、コロンビア、イギリスとのプールCで、今回はどのような躍進を見せるか。ダークホース的な存在のメキシコも見逃せない。

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