WBC2日目 大谷の活躍で侍ジャパンが白星スタート 韓国は敗れる
2023.3.10 10:18 Friday
日本時間3月9日、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は大会2日目を迎え、プールAに続いてプールBの戦いがスタートした。プールAではオランダがパナマを3対1で破り、2連勝。キューバは延長タイブレークの末、イタリアに3対6で敗れ、2連敗となった。プールBはオーストラリアと韓国が壮絶なシーソーゲームを演じ、8対7でオーストラリアが勝利。侍ジャパンは大谷翔平の投打にわたる活躍もあり、中国を8対1で破った。大会3日目の日本時間3月10日もプールAとプールBの合計4試合が行われる。
キューバとの初戦を制したオランダは、先発のシャイロン・マーティスが4回途中まで3安打無失点の好投を見せ、3回裏にザンダー・ボガーツの1号ソロで先制。5回裏にはジュリクソン・プロファーにも1号ソロが飛び出し、現役メジャーリーガー2人の本塁打で主導権を握った。6回表にエラスモ・カバジェロのタイムリーで1点を返されたが、8回裏に一死3塁から暴投でボガーツが生還して貴重な追加点をゲット。3対1で接戦を制し、初戦から2連勝となった。
イタリア対キューバの一戦は、イタリアが6回表にブレット・サリバンの犠飛、7回表にマイルズ・マストロボーニのタイムリー二塁打で1点ずつを奪い、2点をリード。しかし、キューバも粘りを見せ、7回裏にロレンゾ・キンタナ、8回裏にエリスベル・アルエバルエナがそれぞれタイムリーを放ち、2対2の同点に追いついた。試合はそのまま延長タイブレークに突入し、イタリアは10回表に3本のタイムリーで4点を勝ち越し。キューバは10回裏にルイス・ロバートJr.のタイムリーで1点を返したが、3対6で敗れ、初戦から2連敗を喫した。
オーストラリアは2点リードの5回裏に梁義智(ヤン・ウィジ)の1号3ランで韓国に逆転を許したが、2対4と2点ビハインドで迎えた7回表にロビー・グレンディニングの1号3ランで逆転。8回表にはロビー・パーキンスにも1号3ランが飛び出し、4点のリードを奪った。韓国は8回裏に3点を返し、1点差に迫ったが、9回裏二死1塁からトミー・エドマンの盗塁死で試合終了。8対7で勝利したオーストラリアが1次ラウンド突破に向けて大きな1勝を手にした。
初回に村上宗隆の押し出し四球で1点を先制した侍ジャパンは、「3番・投手兼DH」でスタメン出場した大谷が4回1安打無失点の好投。4回裏にはフェンス直撃の2点タイムリー二塁打を放ち、貴重な追加点を叩き出した。2番手の戸郷翔征が6回表にソロ本塁打を浴び、1点を返されたが、7回裏に牧秀悟の1号ソロが飛び出し、再び3点をリード。8回裏にようやく打線が繋がり、山田哲人のタイムリーなどで一挙4点を追加して試合を決めた。8対1で快勝した侍ジャパンは、日本時間3月10日の韓国戦でダルビッシュ有が先発のマウンドに上がる。