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T・ターナー逆転満塁弾! アメリカがベネズエラ撃破で準決勝進出

2023.3.19 11:55 Sunday

 日本時間3月19日、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)はローンデポ・パークで準々決勝最後の一戦、アメリカ(C組2位)対ベネズエラ(D組1位)の試合が行われた。1回表に3点を先制したアメリカが主導権を握る展開となったが、ベネズエラは3点ビハインドの5回裏に一挙4点を奪い、逆転に成功。しかし、アメリカは2点ビハインドの8回表に9番打者のトレイ・ターナーが逆転グランドスラムを放ち、9対7で勝利した。これでアメリカは準決勝進出が決定。明日(日本時間20日)、キューバと対戦する。

 1回表のアメリカは1番ムーキー・ベッツから5番カイル・タッカーまでの5連打で3点を先制。あっという間にベネズエラ先発のマーティン・ペレスをノックアウトした。1回裏にベネズエラがルイス・アライズの一発で2点を返したものの、アメリカは4回表にベッツの犠飛、5回表にタッカーのソロ本塁打で1点ずつを追加し、5対2と3点のリードを奪った。

 しかし、ベネズエラも5回裏に反撃を開始。ホセ・アルトゥーベが死球で負傷交代という痛手はあったが、アメリカの2番手ダニエル・バードから無死満塁の大チャンスを作り、バードの暴投でまず1点。再び無死満塁とし、3番手のジェイソン・アダムからサルバドール・ペレスのタイムリー二塁打、ロナルド・アクーニャJr.の犠飛などで6対5と逆転に成功した。

 7回裏にはアライズがこの試合2本目の一発となるソロ本塁打を放ち、ベネズエラが貴重な追加点をゲット。アライズはメジャーとマイナーで1試合複数本塁打の経験がなかったが、WBCの準決勝という大舞台で自身初のマルチ本塁打をマークした。ところが、直後の8回表にアメリカは無死満塁の大チャンスを迎え、9番ターナーがレフトへのグランドスラム。9対7と一気に試合をひっくり返した。

 8回裏をセットアッパーのデビン・ウィリアムス、9回裏をクローザーのライアン・プレスリーが抑え、アメリカが9対7で逃げ切り。D組を全勝で突破したベネズエラとの打撃戦を制し、キューバが待つ準決勝へ駒を進めた。

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