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レンジャーズの先発右腕オドリッジ 右肩の手術を受けて今季絶望に

2023.4.8 10:51 Saturday

 日本時間4月8日、レンジャーズのクリス・ヤングGMは新加入の右腕ジェイク・オドリッジが右肩の手術を受けて今季絶望となったことを明らかにした。「キース・マイスター医師による診察の結果、手術以外の方法はすべてやり尽くしており、手術をするのがベストの方法であるということになった」とヤングGMはコメント。昨年11月にコルビー・アラードとのトレードでブレーブスからレンジャーズに加入したオドリッジだが、オープン戦1試合に登板しただけでシーズンを終えることになってしまった。

 現在33歳のオドリッジは昨季アストロズとブレーブスで合計22試合に先発して106回1/3を投げ、6勝6敗、防御率4.40、86奪三振を記録。ツインズ時代の2019年に挙げた15勝を筆頭に、メジャー11シーズンで4度の2ケタ勝利をマークするなど、通算74勝の実績を誇る。

 今季のレンジャーズは弱点である先発投手陣の補強としてジェイコブ・デグロム、ネイサン・イオバルディ、アンドリュー・ヒーニー、そしてオドリッジを獲得。デグロム、イオバルディ、ジョン・グレイ、マーティン・ペレス、ヒーニーの5人がローテーションを形成し、オドリッジは故障者が発生したとき用の代役要因としてロングリリーフを担う予定だったが、現在その役割はデーン・ダニングやコール・ラガンスが務めている。

 ヤングGMは「ジェイクには豊富な経験があり、先発・リリーフに関わらず、我々は彼に頼るつもりだったし、意味のあるイニングを投げてもらうつもりだった」とコメント。「残念ながらそれは実現しない。ほかの投手にとってはチャンスになる。ダニングやラガンスはすでにチャンスを得ているし、マイナーの選手たちの成長にも期待している」とあくまでも前向きに捉えているようだ。

 オドリッジは2021年3月にアストロズと結んだ3年契約が今季限りで終了。今季はFAを控える重要なシーズンだったが、全休が確実となり、厳しいオフシーズンを迎えることになりそうだ。

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