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【勢いに乗る選手たち②】崖っぷちのアメリカを救った英雄の新たな一歩

2023.4.19 12:00 Wednesday

 シーズン開幕直前に行われたワールド・ベースボール・クラシックの熱戦はまだ記憶に新しいが、そのなかで大活躍し、勢いに乗っている選手たちがいる。注目を集めたシーンを振り返り、選手のいまを見てみよう。(4月10日時点)

 ベネズエラとの準々決勝、2点ビハインドで迎えた8回、無死満塁で打席に立ったのは9番に座るトレイ・ターナー。2ストライクと追い込まれたが、ここで起死回生の一発を放ち、崖っぷちのアメリカを救った。

 続く準決勝では2本塁打、そして侍ジャパンとの決勝戦でも2回に今永昇太から先制ソロを放つなど、大会史上最多タイの5本塁打を含む打率.391、OPS1.483の活躍で大会ベストナインにも選ばれた。

 大会では本塁打の印象が強かったターナーだが、魅力はそれだけではない。これまでMLB史上最多タイとなる3度のサイクル安打を記録。

 2021年には首位打者、2018年と2021年には盗塁王にも輝いているおり、2018年から2022年までの5シーズンではメジャーで唯一の90本塁打&140盗塁を達成している。

 昨オフ、FAでドジャースから11年総額3億ドルの大型契約をフィリーズと結び、新天地で新たな一歩となった今季。開幕から7試合連続安打、うち5試合で複数安打をマークするなど順調なスタートを切っている。

 豪快な一発も魅力だが、見逃せないのが走塁。メジャーでも足の速さはトップレベルで、さらにスライディングは芸術的だ。

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