エンゼルスがサヨナラで4連戦先勝 大谷メジャー単独トップ26号
2023.6.27 13:15 Tuesday
【ホワイトソックス1-2×エンゼルス】@エンゼル・スタジアム
エンゼルスは同点で迎えた9回裏に2四球と重盗で無死2・3塁のチャンスを作ると、相手投手の暴投という予想外の形でのサヨナラ勝利。2対1でホワイトソックスを下し、4連戦初戦を先勝した。エンゼルス3番手のカルロス・エステベスが2勝目(1敗)をマークし、ホワイトソックス3番手のレイナルド・ロペスが5敗目(2勝)を喫している。
4連戦の初戦は両先発による奪三振ショーとなった。エンゼルス先発リード・デトマーズは初回にルイス・ロバートJr.の22号ソロを浴びたものの、7回2安打10奪三振1失点の好投を披露すると、ホワイトソックス先発ディラン・シースも負けじと6回無四球10奪三振の快投。こちらも大谷翔平のソロによる1失点のみと互角の投げ合いとなり、両投手勝ち負けつかずでマウンドを降りた。
その後も両チーム決め手を欠き、延長戦に突入かと思われた9回裏にまさかの決着が待っていた。ホワイトソックスは前の回から続投のロペスが先頭マイク・トラウトに四球を与えると、ここで登板したアーロン・バマーが続く大谷に四球を与え無死1・2塁のピンチを作ってしまう。この場面で塁上に立ったエンゼルスの主軸2人がダブルスチールを決めて見せると、リズムを完全に崩したバマーのワンバウンド投球を捕手が後逸し、エンゼルスがサヨナラ勝利を収めた。
「3番・DH」でスタメン出場した大谷は、見逃し三振、右中間への26号ソロ、空振り三振、四球で3打数1安打1本塁打1打点。再びメジャー単独トップに躍り出る26号弾で試合を振り出しに戻したほか、9回裏には冷静に四球を選んでチャンスを広げ、サヨナラ勝利を呼び込む活躍を見せた。大谷はこれで4試合連続安打をマークし、今季の成績を打率.297、26本塁打、62打点、11盗塁、OPS1.009としている。