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【Players on Fire】左右両打席で「打者・大谷」を凌駕するMLB期待の超大型新人がベールを脱いだ!

2023.6.30 09:29 Friday

 両打ち強打、強肩、俊足、走攻守すべてに優れた5ツール・プレーヤー、レッズのエリー・デラクルーズが衝撃のデビューから快進撃が止まらない。サイクル安打に週間MVP、MLB期待の超大型新人がスター・プレーヤーへの階段を確実に駆け上がっている。

 16歳の2018年7月に国際フリーエージェントでレッズと契約した両打ち強打が持ち味のエリー・デラクルーズ遊撃手は、順調にマイナーの階段を登り、今季はAAA級で開幕を迎えると、5月9日には、MLBでも誰も記録していない1試合で打球速度116マイル(約186.7キロ)超えの長打(二塁打1本と本塁打2本)を左右の打席で3本記録するなど、38試合に出場して12本塁打、11盗塁、打率.297、OPS1.031で6月7日にメジャー契約を結んだ。

 すると、その日にいきなり「4番・サード」でスタメン出場。MLB公式サイトは「史上もっとも期待されたデビュー戦」と題した特集記事で、ジャッキー・ロビンソンやケン・グリフィーJr.、アレックス・ロドリゲス、そして大谷翔平と並ぶほどの期待度だと伝えた。

 デビュー戦は3打数1安打2四球で、初安打は今季レッズで最速の打球速度112マイル(約180.2キロ)の二塁打。しかも、二塁までの走塁スピードは今季最速の秒速30.4フィート(約9.3メートル)、7.74秒で到達した。

 2試合目には打球速度114.8マイル(約184.8キロ)、458フィート(約139.6メートル)の特大アーチを放つと、デビューから15試合目の24日のブレーブス戦ではサイクル安打を達成。

 レッズでは1989年以来7人目、21歳163日での達成は歴代5番目の年少記録だった。

 6月20日から26日までの6試合で打率.440、2本塁打、5打点、OPS1.342で週間MVPも獲得。デビューから全試合4番、サードかショートで出場するデラクルーズ。7月1日のパドレス戦では、登板が予定されているダルビッシュ有との初対戦が見られるかもしれない。

 デラクルーズは今やレッズだけではなく、将来のメジャーを代表する選手として期待されている。

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