アスレチックスがタイガースとの投手戦制す 藤浪好救援で5勝目
2023.7.5 11:30 Wednesday
【アスレチックス1-0タイガース】延長10回タイブレーク@コメリカ・パーク
9回を終えて両チーム無得点の投手戦となったアスレチックスとタイガースの3連戦初戦は、10回表にアスレチックスがライアン・ノダのタイムリーで先制すると、そのまま逃げ切って1対0で勝利。敵地でのカード初戦を制した。アスレチックス3番手の藤浪晋太郎が5勝目(7敗)をマークし、4番手のトレバー・メイが6セーブ目を記録。タイガース3番手のタイラー・ホルトンが1敗目(0勝)を喫している。
アスレチックスは先発のJP・シアーズが初回、2回のピンチを抑えて波に乗ると、7回までタイガース打線をゼロに抑える好投を披露。しかし、故障から復帰し今季初登板となったタイガース先発タリック・スクーバルも4回を無安打無失点と譲らなかった。先発が好投した両チームは2番手以降の投手も奮闘。5回から登板したタイガース2番手のリース・オルソンが9回までを危なげなく無失点に抑えると、アスレチックスも2番手ルーカス・アーセグ、3番手藤浪が無失点に抑えて勝負は延長戦へ。最後はタイブレークのランナーを返したアスレチックスが痺れる投手戦を制した。
勝ち投手となった藤浪は、0対0の同点で迎えた9回裏を任され3者連続三振の快投を披露。5番ジェイク・ロジャースをストレート4球で三振にねじ伏せると、6番ザック・マッキンストリーを102マイル(約164キロ)のストレートで空振り三振に。最後は通算508本塁打のミゲル・カブレラから100マイル越えのストレート3球で空振り3つを奪う豪快な投球で締めくくった。これで藤浪は4登板連続無失点となり、防御率は9.35に。課題の制球面でも6登板連続与四球なしと向上を見せており、徐々にチームの信頼を勝ち取っている。