バーンズ放出のブリュワーズ ノンテンダーのウッドラフと再契約へ
2024.2.20 01:52 Tuesday
日本時間2月20日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ブリュワーズはノンテンダーFAのブランドン・ウッドラフと再契約を結ぶようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は2年契約であることを報じている。ブリュワーズ先発陣を牽引してきたウッドラフだが、FAまであと1年となり、昨年10月には右肩の手術を受けて今季の大部分を欠場する見込みのため、ブリュワーズはノンテンダーFAとすることを決断。それから約3ヶ月、再契約が決まったようだ。
今月31歳の誕生日を迎えたウッドラフは7年間のメジャー生活をブリュワーズ一筋で過ごしており、通算680回1/3を投げて防御率3.10、788奪三振を記録。故障が多い選手のため、規定投球回をクリアしたシーズンは2度(2020~21年)しかないものの、2019年と2021年にオールスター・ゲーム選出を果たし、自己最多の211奪三振をマークした2021年にはサイ・ヤング賞投票で5位にランクインした。
昨季も故障に悩まされ、わずか11試合しか先発できなかったが、67イニングを投げて5勝1敗、防御率2.28、74奪三振と超一流のピッチングを披露。健康であればエース級の実力があることを改めて証明した。なお、昨年10月に右肩の手術を受けているため、今季は全休となる可能性が高い。2年契約を結び、慣れ親しんだブリュワーズで2025年シーズンの完全復活を目指すことになった。
ブリュワーズは今オフ、FAまであと1年となったコービン・バーンズをトレードでオリオールズへ放出。正遊撃手ウィリー・アダメスも同じくFAまであと1年のため、トレードの噂が絶えない。守護神デビン・ウィリアムスもトレードの可能性が取り沙汰されており、主力の顔ぶれは大きく変わる可能性もあるが、ウッドラフが2025年シーズンまでブリュワーズにいることはほぼ確実となった。
なお、現時点では契約条件の詳細は不明。2年契約の1年目にあたる今季の年俸はかなり抑えられた金額になることが予想される。