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レイズがロッキーズとトレード 2019年ドラ1のジョーンズを放出

2024.3.22 11:37 Friday

 日本時間3月22日、レイズとロッキーズのあいだでトレードが成立した。レイズは2019年ドラフト1巡目(全体22位)指名のグレッグ・ジョーンズを放出し、マイナー左腕のジョー・ロックを獲得。これによってロースターの40人枠が1つ空いたが、現在40人枠内に捕手が1人しかいないため、控え捕手を追加するためにこの1枠が使用されるとみられる。一方、ジョーンズを獲得したロッキーズはロースターの40人枠を空けるために、先日ウエーバーで獲得したばかりのサム・ヒリアードをDFAとしている。

 レイズからロッキーズへの移籍が決まったジョーンズは現在26歳の遊撃手。まだメジャー経験はなく、昨季はマイナーAA級とAAA級で合計71試合に出場して打率.244、10本塁打、35打点、24盗塁、OPS.750を記録した。「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングではレイズの24位にランクインしていたが、昨季109三振に対してわずか24四球という打撃アプローチの粗さが大きな課題。守備面では遊撃のほかに中堅と右翼を守れるため、ロッキーズのバド・ブラック監督は「複数のポジションを守ることができ、スピードとパンチ力を兼ね備えた選手だ」と期待を寄せている。

 ロッキーズからレイズへ移籍することになったロックは現在23歳の左腕。2021年ドラフト全体68位指名でプロ入りし、昨季はマイナーAA級とAAA級で合計20試合に先発したが、1勝10敗、防御率4.66に終わった。しかし、イニング数を上回る奪三振を記録しており、奪三振率は昨季が10.88、マイナー通算でも10.11をマーク。「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングではロッキーズの15位にランクインしていた。

 今回のトレードにおけるレイズの最大の目的は、ロースターの40人枠に空きを作ることだとみられる。現在40人枠内には捕手がレネ・ピントしかおらず、控え捕手をロースターに追加することが必要不可欠。マイナー契約のアレックス・ジャクソンが最有力候補と目されており、ジョーンズ放出で空いた1枠にはジャクソンが入ることになるだろう。

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