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アストロズ・ブランコとレッズ・スティアーがともに初の週間MVP

2024.4.9 10:35 Tuesday

 日本時間4月9日、2024年レギュラーシーズン第2週の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはロネル・ブランコ(アストロズ)、ナショナル・リーグはスペンサー・スティアー(レッズ)が選出された。ともにキャリア初の受賞であり、アストロズからの選出は昨年10月のジャスティン・バーランダー以来。一方、レッズからの選出は昨年6月のエリー・デラクルーズ以来となっている。ナ・リーグはカブスの鈴木誠也と今永昇太も候補に挙がったようだが、打撃成績の各部門で好成績を残したスティアーに軍配が上がった。

 現在30歳のブランコは2試合に先発して15イニングを投げ、2勝0敗、防御率0.00、11奪三振、被打率.022、WHIP0.47の好成績をマーク。今季初登板となった日本時間4月2日のブルージェイズ戦で球団史上17度目となるノーヒッターを達成した(個人での達成は13度目)。日本時間4月8日のレンジャーズ戦でも6回途中まで無安打に抑え、開幕から44アウト連続ノーヒットはメジャー新記録に。「開幕から」という条件を除外したとしても、1986年のマイク・スコット(51アウト)に次ぐ球団史上2位の記録となった。開幕からの2先発で2勝を挙げ、合計1安打以下に抑えたのはメジャー史上初の快挙である。

 現在26歳のスティアーは6試合に出場して打率.409(22打数9安打)、3本塁打、9打点、出塁率.500、長打率.955、OPS1.455の好成績をマーク。長打率と塁打(21)はメジャー1位、本塁打は同1位タイ、OPSは同2位にランクインした。日本時間4月2日のフィリーズ戦では10回表に自身初のグランドスラムを放ったが、延長戦での満塁弾はレッズでは2015年のトッド・フレイジャー以来9年ぶり。また、日本時間4月6~7日のメッツ戦では2試合連続アーチを記録した。昨季はナ・リーグの新人王投票で6位となったスティアーだが、今季もここまで9試合に出場して打率.406、3本塁打、12打点、OPS1.313と好調を維持している。

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