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【大活躍中の注目選手⑨】オールスター・ブレイクの陰で記録的ブレイクを飾った2人のルーキー

2024.7.19 13:07 Friday

 オールスター・ブレイクの話題で持ちきりだったシーズン前半戦最終週。両リーグとも怪物ルーキーが大暴れしたことはあまり知られていないかもしれない。初の週間MVPに輝いた2人のルーキーの1週間は記録づくめとなった。

 日本時間7月17日、9~15日の週間MVPが発表され、ア・リーグはアスレチックスのローレンス・バトラーが初受賞。6試合に出場し、打率.364、5本塁打、13打点、OPS1.482と大爆発したバトラーは、2018年ドラフト6巡目(全体173位)でアスレチックスに入団し、昨年8月にメジャーデビューを飾ったルーキーだ。

 今季は開幕からライトで主に7・8番で出場し、6月までは打率.179、2本塁打、8打点、OPS.529と低調だったが、7月に入ると徐々に開花し、最終週で大ブレイクした。

 11日のレッドソックス戦で今季5号を放つと、13日のフィリーズ戦で6号、前半戦最終日の15日には自身初の1試合3本塁打をマーク。なんとこの日は、全15試合で9人の選手がマルチ本塁打をマークするという2020年以来メジャー史上5度目の特別な日となった。

 対するナ・リーグの週間MVPは、レッズのリース・ハインズ。メジャーデビューとなった7月8日からの7試合で、打率.423、5本塁打、11打点、OPS1.656といきなりの大ブレイクだった。

 デビューしたロッキーズ戦で2打席目に初安打を二塁打で記録すると、第3打席では449フィート(約137メートル)の特大アーチを放ち、球団史上10人目のデビュー戦アーチの快挙となった。しかし、ハインズの快挙はこれだけでは終わらなかった。

 翌日のロッキーズ戦では、二塁打、三塁打、そして458フィート(約140メートル)の特大弾と3長打を記録し、デビューから2試合で5本の長打は1901年以降ではメジャー史上初。キャリア最初の2本のアーチが445フィートを超えるのも史上初の快挙となった。

オールスター・ブレイクに注目が集まっていた前半戦最終週に大ブレイクした怪物ルーキー。この大爆発は実力なのか、それともまぐれか。後半戦、バトラーとハインズ、2人の名前をお忘れなく。

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