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【大活躍中の注目選手⑩】ホームラン・ダービーのファイナリストが後半戦も大暴れ

2024.7.25 22:11 Thursday

 オールスター明けで短縮週となったレギュラーシーズン17週目に2人の野手が大活躍した。後半戦突入のチームを3連戦スイープに導き、最高のスタートに貢献。ともに圧倒的な成績で週間MVPに迷うことなく選出された。

 日本時間7月18日に行われたオールスター・ゲームに選手間投票で選出され、初出場したロイヤルズのボビー・ウィットJr.が、オールスター・ブレイク後の後半戦最初の3連戦で打率.818、OPS2.015と大爆発。5月に続き、自身2回目の週間MVPを受賞した。

 ウィットJr.は、オールスター・ゲーム(ASG)前日のホームラン・ダービーにも初参戦し、惜しくも1本差で準優勝に終わった。ASGにも出場し、明けた20日からのホワイトソックスとの3連戦で11打数9安打、1本塁打と大暴れ。実はウィットJr.の大爆発はすでに7月上旬に始まっていた。オールスター・ブレイクまでの7月11試合で44打数18安打の打率.409、4本塁打、OPS1.167を記録していた。

 ナ・リーグで受賞したのは、ドジャースのギャビン・ラックスだ。ラックスも後半戦最初のレッドソックスとの3連戦で、9打数5安打の打率.556、2本塁打。二塁打も2本放ち、OPS2.000と大活躍した。

 なかでも、第3戦は3安打の固め打ちで、フレディ・フリーマン、テオスカー・ヘルナンデス、オースティン・バーンズ、大谷翔平、ジェイソン・ヘイワードとともに、1試合6アーチのうち1本を放ち、3連戦スイープに貢献した。

 メジャー3年目のウィットJr.は、1年目の2022年に20本塁打、80打点で新人王投票4位。2年目の昨季も30本塁打、96打点と活躍し、地元ではすでに人気選手だったが、オールスターと今回の大爆発で全米に名前がとどろいた。ラックスも2019年のメジャーデビューから飛躍が期待されていたが、昨年2月に膝前十字靭帯断裂の怪我を負い、シーズンを全休。今季復活で注目されていただけに、この大活躍をきっかけに本格開花が期待されている。

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