【一度食べたい球場グルメ②】選手たちも虜に 「フィラデルフィアで一番」のチーズステーキ
2024.8.8 23:09 Thursday
フィリーズの本拠地であるシチズンズバンク・パークでは、フィラデルフィアのソウルフード「チーズステーキ」が販売されているが、同スタジアムには元メジャーリーガーが「フィラデルフィアで一番」と称賛するチーズステーキも存在する。
シチズンズバンク・パークで販売中の「Phillies Philly Cheesesteak」は〈Liscio’s Bakery〉のゴマのロールパンにリブアイ、キャラメリゼした玉ねぎが挟まれており、トッピングにチーズ・ウィズか〈Cooper〉のシャープチーズソースを選べる。1試合につき3000個も売れる人気メニューだ。
一方で、メジャーリーガーたちがこぞって食べるチーズステーキがシチズンズバンク・パークにある。それが提供されているのは、ビジターチームのクラブハウス。選手からコーチ、ブルペンキャッチャーまでも虜にするチーズステーキで、関係者のあいだで食べた個数を競い合っているほどだ。
7月24日に配信されたPodcast番組『The 6-1-1 Podcast』に、フィリーズで活躍したライアン・ハワードとジミー・ロリンズとともに出演したCC・サバシアは、そのチーズステーキを「フィラデルフィアで一番」と話している。サバシアはブリュワーズに所属していた2008年、フィリーズとの地区シリーズでフィラデルフィアに滞在した3日間で、プリンス・フィルダー、コリー・ハートと合わせて28個も食べたそう。
しかし、ディビジョンシリーズの結果は1勝3敗でブリュワーズが敗退。サバシアがヤンキースへ移籍した翌2009年にワールドシリーズで再びフィラデルフィアを訪れた際には、ジョー・ジラルディ監督がビジターのクラブハウスからチーズステーキを追放したという。
ちなみに、このチーズステーキを3日間で最も多く食べたのは、ロッキーズでコーチを務めるマイク・ジャスパーソン氏。21.5個の記録を持つ。また、チームの最多はメッツが記録した1日に103個という数字。これほどまでにメジャーリーガーらを魅了するチーズステーキは、フィラデルフィアで一番と言っても過言ではないだろう。