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【大活躍中の注目選手⑫】アストロズ加入の菊池を援護する強力打線の強打者コンビ

2024.8.16 14:24 Friday

 トレード・デッドラインで移籍した菊池雄星が3登板ですでに2勝。その連勝を力強く援護するアストロズ打線のなかでも絶好調なのが、アルバレスとブレグマンの強打者コンビだ。2人同時に週間MVPを受賞するなど、地区優勝に向けてラストスパートをかけるチームを牽引している。

 8月12日(日本時間13日)、シーズン20週目の週間MVPが発表され、ア・リーグはアストロズのヨーダン・アルバレスとアレックス・ブレグマンが同時受賞。同じチームからの2人受賞は、2022年8月のカージナルス(アルバート・プホルスとポール・ゴールドシュミット)以来2年ぶりで、ア・リーグでは2016年8月のツインズ(ジョー・マウアーとマックス・ケプラー)以来となった。

 アルバレスは該当する8月5日から11日(同6日から12日)までの週で6試合に出場し、打率.429(21打数9安打)、5本塁打、8打点、OPS1.776の好成績をマーク。菊池の移籍後2戦目の登板となった7日(同8日)のレンジャーズ戦では3回にソロアーチで援護した。

 そのほかにも6試合中4試合で本塁打を放ち、10日(同11日)のレッドソックス戦では敵地フェンウェイ・パークでアストロズの選手としては史上2人目の2本塁打を記録。8月はここまで12試合中7試合でマルチ安打、5本塁打を放ち、打率.381、OPS1.329と絶好調だ。

 ブレグマンも6試合に出場し、打率.444(27打数12安打)、3本塁打、6打点、OPS1.389で自身3度目の週間MVPを受賞。7日(同8日)のレンジャーズ戦では初回に安打で出塁すると先制のホームを踏み、8回にはタイムリーを放って菊池を援護した。

 この日を含めて5試合連続でマルチ安打、10日(同11日)のレッドソックス戦から、菊池の3登板目となった13日(同14日)のレイズ戦までの4試合は連続アーチを記録。8月の12試合中7試合でマルチ安打、5本塁打を記録しており、打率.340、OPS1.092とこちらも好調をキープしている。

 ナ・リーグは、パドレスのルーキー、ジャクソン・メリルが6試合で打率.417(24打数10安打)、4本塁打、8打点、OPS1.506の好成績で自身初受賞となった。メリルは9日(同10日)のマーリンズ戦で9回表に同点ソロを放つと、翌日にも8回表に同点2ランを放つなど、今季は8回以降に同点・勝ち越し・逆転の一発を合計5本放っており、これは1900年以降、21歳以下の選手としては歴代2位タイの本数となっている。

 7日(同8日)のパイレーツ戦では、自己最多に並ぶ3度目の4安打、4日から10日(同5日から11日)には7試合連続安打をマークするなど、8月は12試合中3試合でマルチ安打、チーム1位の4本塁打、打率.310、OPS1.092、12打点と、首位ドジャースを猛追するチームの勝利に貢献している。

 シーズンも残り1ヶ月半、ペナントレースも佳境を迎えるなか、絶好調の3選手はこのままチームを牽引できるのか、勝利のカギを握る好調の選手たちから目が離せない。

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