English Español 韓国語

【大活躍中の注目選手⑮】6試合で5本塁打! 2022年の本塁打王が量産モードに突入!

2024.9.12 15:23 Thursday

 レギュラーシーズンが残り3週間を切ったMLB。ここにきて2人の1番打者の勢いが止まらない。1試合5安打&6打点に、シーズン16度目の3安打と、固め打ちを披露した2人がそれぞれ自身2度目の週間MVPを受賞した。

 9月2~8日(日本時間3~9日)の週間MVPが発表され、ナショナルズ時代の2021年6月以来、自身2度目となるカイル・シュワーバー(フィリーズ)と、昨年6月以来、同じく2度目のガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)が選出された。

 シュワーバーは6試合に出場して打率.462、5本塁打、11打点と大爆発。46本塁打でタイトルを獲得した2022年は、打率.218でリーグワーストの200三振を記録し、2023年はメジャー史上初の打率1割台(.197)で40本塁打(47)&100打点(104)、リーグワーストの215三振を喫するなど、「三振かホームランか」という豪快なバッティングが魅力の強打者だが、現在は安打も量産し、高打率をマークしている。

 9月3日(同4日)のブルージェイズ戦では、球団史上初の5安打、3本塁打(1二塁打)、6打点をマーク。8月の4安打、3本塁打(1二塁打)、7打点と合わせて、1シーズンに6打点、4長打、5出塁以上を複数試合で記録したメジャー史上唯一の選手になった。さらに4日(同5日)には、広島でもプレーしたアルフォンゾ・ソリアーノ(当時ヤンキース)に並ぶシーズン13本目の先頭打者本塁打を放つなど、勢いが止まらない。

 ア・リーグで受賞したヘンダーソンも、6試合に出場して打率.417、3本塁打、5打点を記録。4日(同5日)のホワイトソックス戦では35号アーチを含む3安打をマークした。シーズン35本塁打はカル・リプケンJr.(1991年)、ミゲル・テハダ(2004年)を抜いて、遊撃手として球団史上最多を更新している。

 地区優勝目前のフィリーズと、熾烈な地区優勝争いを繰り広げているオリオールズ。シュワーバーとヘンダーソンがチームをどこまで牽引するのか、両チームを支える好調なリードオフマンのバットに注目だ。

spotvnow