【This is MLB ⑫】ゲームの臨場感を盛り上げる演出が大谷の声も鮮明に捉えた
2024.10.28 22:06 Monday
43年ぶりの東西名門対決となったドジャースとヤンキースのワールドシリーズ。中継でも熱い戦いは臨場感たっぷりに伝えられているが、そこに欠かせないのが音だ。バッターボックス、各ベースにマイクが設置されており、臨場感をさらに盛り上げている。
10月26日(日本時間27日)、ドジャー・スタジアムで行われたワールドシリーズ第2戦。4対1でドジャースがリードしていた7回裏一死から四球を選んだ大谷翔平は、二死後にテオスカー・ヘルナンデスの打席の初球で二盗を狙うも失敗。その後、二塁付近で悶絶する大谷の声が中継でははっきりと聞き取れた。
この投稿をInstagramで見る
このランニングで左肩を亜脱臼した大谷。中継では中島陽介トレーナーとの「痛え」、「肩?」、「肩っすね」、「どっちの肩?」、「左」、「外れた?」、「多分」、「本当に?」という会話が聞こえたが、その声を拾ったのが二塁ベースにつけられたマイクだった。
MLBでは各ベースにマイクが設置されており、ランニングやスライディングの音を捉えることで、よりゲームの臨場感を盛り上げている。バッターボックスでは、バックネットなどにマイクが設置されており、投手の高回転のボールや打球音、捕手のキャッチングの音もリアルに伝えている。
今回は少し衝撃的な音声とはなったが、こうした演出によってパワーやスピードの臨場感を高めている。これもまさしく「This is MLB」。大谷の状態は気になるが、復帰したときの大谷の打席では、その音にしっかりと耳を立ててほしい。