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【元NPB戦士の今季①】阪神で2年連続セーブ王を獲得したパドレス守護神の奮闘

2024.11.4 22:31 Monday

 2016年から4年間、福岡ソフトバンクホークスでプレーし、阪神タイガースへ移籍後に2年連続で最多セーブのタイトルを獲得したロベルト・スアレス(パドレス)が、再び守護神としての地位を確立した。

 昨季61試合で33セーブを挙げたジョシュ・ヘイダーがFAでアストロズへ移籍し、代わってクローザーの座に就いたスアレス。メジャー3年目を迎えた今季の初登板は3月21日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われたドジャースとの「MLBソウルシリーズ2024」開幕第2戦だった。

 8回裏二死1・2塁から6番手として登板。ムーキー・ベッツにタイムリー内野安打を浴び、12対11と1点差に迫られたが、続く大谷翔平を1球でファーストゴロに打ち取った。9回表にマニー・マチャドが3ランを放ち、4点リードとなった9回裏は相手の中軸を2奪三振含む三者凡退に。今季初セーブを挙げた。

 以降、5月31日まで17試合連続セーブ成功。4月は10試合で計10回1/3を投げ、防御率0.00を記録するなど、19試合連続無失点と圧巻の投球を続けた。5月には12試合で1勝0敗7セーブ、13奪三振、防御率0.73の成績で自身初となるナ・リーグ月間最優秀救援投手も受賞している。

 前半戦を38試合の登板で4勝1敗22セーブ、防御率1.67、WHIP0.90の好成績で終えると、オールスター・ゲームに初選出された。その舞台では、2対0で迎えた7回裏に登板。先頭のジョーダン・ウエストバーグ(オリオールズ)を100.4マイル(約161.6キロ)の4シームで空振り三振、続くライリー・グリーン(タイガース)からも100.7マイル(約162.1キロ)の4シームで空振り三振を奪った。

 シーズン終盤の9月は被弾によるセーブ失敗もあったが、最終的には65試合に登板し、9勝3敗、防御率2.77、ナ・リーグ3位の36セーブをマーク。チームのポストシーズン進出に貢献した。

 ブレーブスとのワイルドカード・シリーズでは、2試合とも無失点投球を披露すると、ドジャースとの地区シリーズ第3戦でも1回1/3を無安打無四死球2奪三振無失点に抑えてセーブを挙げた。来季もチームの白星を守るべく腕を振る。

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