【アワード展望②】今永がまさかの選外… 激戦の新人王争いを制するのは
2024.11.14 13:20 Thursday
11月11日(日本時間12日)に新人王のファイナリストが発表されると、勝利数・防御率ともにリーグ3位と活躍した今永昇太が選外に。両リーグともハイレベルな争いで、新人王は予想困難な激戦となっている。
横浜DeNAベイスターズからポスティング制度を利用してカブスに移籍した今永は29試合に登板。15勝はリーグ3位/ルーキー1位、防御率2.91は同3位/2位、174奪三振は同11位/1位だったが、ファイナリスト3名に残らなかった。
ア・リーグのファイナリストは、ルーキー最多の24本塁打、77得点のコルトン・カウザー(オリオールズ)、次期正捕手候補として活躍したオースティン・ウェルズ(ヤンキース)、そしてルーキー1位の15勝を挙げ、防御率3.50をマークしたルイス・ヒル(ヤンキース)が残った。
そのなかで一歩リードしているとみられるのがヒルだ。エースのゲリット・コールが欠場した序盤にローテーションを守り、前半戦だけで10勝をマーク。シーズントータルでもリーグ5位タイの15勝を挙げるなど、チームの地区優勝に貢献した。
ナ・リーグのファイナリストは、メジャー史上最年少で「20-20」を達成した20歳のジャクソン・チューリオ(ブリュワーズ)、オールスター・ゲームにも出場し、ルーキートップの打率.292、24本塁打、90打点を記録したジャクソン・メリル(パドレス)、そして怪物ルーキーとして11勝3敗と好投したポール・スキーンズ(パイレーツ)の3選手だ。
なかでも、2023年のドラフト全体1位でパイレーツに指名された注目株のスキーンズは、5月にメジャーデビューを果たすと、前半戦は6勝0敗、防御率1.90と破竹の勢いで、オールスター・ゲームでも先発登板。20試合以上先発登板したルーキーとして、メジャー史上2番目の防御率1.96をマークするなど、大きなインパクトを与えた。
新人王の発表は11月18日(日本時間19日)。新人王の議論は結果発表まで、まだまだ続きそうだ。