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大谷翔平が2024年に成し遂げた10個の「史上初」

2024.11.22 15:49 Friday

 打者専念で臨んだ2024年シーズンも数々の歴史を塗り替えた。開幕直後から快進撃を続けた大谷翔平は、ドジャース移籍初年度で打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036と驚異の数字を残し、ワールドシリーズ制覇も経験した。そんな今季、大谷が達成したメジャー史上初の記録&日本人初の記録を合わせて10個ピックアップして紹介していこう。

◎=MLB史上初の記録/◇=日本人初の記録

【1】◇メジャー通算200本塁打
4月21日のメッツ戦で5号2ランを放ち、日本人歴代単独トップの通算176号を記録した大谷。5月に7本塁打、6月には12本塁打と勢いが増し、7月13日のタイガース戦で日本人初のメジャー通算200本塁打を達成した。今季終了時点でメジャー通算225本塁打まで積み上げている。

【2】◎オールスターで勝利投手&本塁打
2021年のオールスター・ゲームに先発し、1回三者凡退で勝利投手になった大谷。4年連続4度目の出場となった今年は、3回の第2打席で先制の3ラン本塁打を放ち、球宴の歴史に名を刻んだ。

【3】◇4年連続30本塁打
6月18日のロッキーズ戦、6回の第3打席で飛距離476フィート(約145.1メートル)の特大弾を放ち、日本人初となる4年連続20号を達成。そして、7月21日のレッドソックス戦、5回に打ったソロ本塁打で4年連続30本塁打とした。

【4】◎ひと月で12本塁打以上・15盗塁以上の両方を記録
後半戦に入っても勢いは止まらず、8月23日のレイズ戦で4回に二盗、9回にサヨナラ満塁弾を記録し、メジャー史上最速の「40-40」を達成。その月は12本塁打&15盗塁と量産モードに。同一シーズンに、ひと月で12本塁打以上・15盗塁以上をそれぞれ記録すること自体が史上初だったが、大谷はそれを8月に同時達成した。

【5】◎ひと月に同一試合で本塁打と盗塁の両方を6度記録
8月は「40-40」を成し遂げた日のように、6試合(5日・12日・17日・23日・28日・30日)で本塁打と盗塁の両方を記録し、これも史上初のことだった。

【6】◎50本塁打&50盗塁
今季の大谷を語るならこの話題は欠かせない。9月19日のマーリンズ戦で初回に50個目の盗塁を決めると、2回にも二盗に成功。そして、6回に49号2ラン、続く7回に50号2ラン、9回には3打席連発となる51号3ランをたたき込み、「50-50」の大台に乗った。

【7】◎1試合6安打・5長打・3本塁打・2盗塁・10打点
「50-50」の快挙が達成されたその日は、6安打・5長打・3本塁打・2盗塁・10打点の大暴れ。もちろん、この成績もメジャー史上初だった。

【8】◇シーズン59盗塁
9月25日のパドレス戦で56個目の盗塁を決め、イチローのシーズン最多盗塁に並んだ大谷は、同27日から最終戦の29日まで3試合連続盗塁をマーク。日本人選手のシーズン最多盗塁記録を更新した。

【9】◇トリプルスリー
打率.310、54本塁打、59盗塁といずれもキャリアハイの数字を残し、日本人初(メジャー史上26人目)の快挙を達成した。

【10】◎得点・安打・本塁打・打点・四球・盗塁・の全項目でメジャー全体のトップ5入り
134得点(1位)、197安打(4位)、54本塁打(2位)、130打点(2位)、81四球(4位)、59盗塁(2位)の成績でレギュラーシーズン終了。いずれの項目でもメジャー全体の上位5名にランクインし、まさに「歴史に残るシーズン」を過ごした大谷だった。

【おまけ】◎愛犬・デコピンによる始球式
他の追随を許さない成績を残し、メジャー史上初・日本人史上初の記録を作り上げた今季の大谷。そんななか、8月28日には思わずほっこりするメジャー史上初の出来事も。オリオールズ戦の前に始球式の大役を果たしたのは、大谷の愛犬・デコピンだった。マウンドに立ったデコピンはボールをくわえると、大谷がいるホームベースまで一直線。愛犬とバッテリーを組み、前例のない「犬による始球式」を務めた。

 大谷は日本時間11月12日、ナ・リーグMVPのファイナリストに選出。異なるリーグでの2年連続MVP、指名打者としての受賞はまだ誰も成し遂げたことがない。また新たな「史上初」を生み出すのか、同22日の発表を楽しみにしたい(22日にMVPが発表され、大谷は自身3度目となる満票でのMVP受賞を果たした)。

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