ソト争奪戦は「最低6億ドル」の争い いよいよ最終段階に突入か
2024.12.4 11:45 Wednesday
米メディア「ジ・アスレチック」が報じたところによると、フアン・ソトの争奪戦は移籍先の候補を絞り込むプロセスに突入したようだ。現時点で争奪戦に加わっているすべての球団が6億ドル以上の契約をオファーしているとみられており、ソトが総額6億ドル以上の大型契約を得ることはほぼ確実となった。後払いの有無や大小にもよるが、現在価値に換算した場合に大谷翔平(ドジャース)を超え、史上最大の契約になる可能性は高い。今オフ最大の注目ポイントであるソト争奪戦はいよいよ最終段階に突入したようだ。
これまでにソト争奪戦に加わっていることが報じられていたのは、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズ、ドジャース、そして再契約を狙うヤンキースだ。現時点でどの球団が争奪戦に残っているのかは不明だが、「ジ・アスレチック」は「争奪戦に残っているすべての球団が6億ドル以上の契約をオファーしている」と報じている。契約年数は少なくとも12年以上と見込まれており、12年×5000万ドル=6億ドルが最低ラインになっていると考えて良さそうだ。
今オフのウィンター・ミーティングは日本時間12月10~13日にテキサス州ダラスで開催される予定となっているが、関係者のあいだでは「ソトはウィンター・ミーティングが終わるまでにどこかの球団と契約する可能性が高い」とみられている。ただし、「ジ・アスレチック」は「ウィンター・ミーティングが始まる前に契約が決まる可能性もある」と報じており、要するに各球団からのオファーが出揃い、いつ契約が決まってもおかしくないような段階に突入しているということだろう。
今年10月に26歳になったばかりのソトはメジャー7年目の今季、ヤンキースに移籍して157試合に出場し、打率.288、41本塁打、109打点、129四球、出塁率.419、OPS.988の好成績をマーク。ア・リーグのMVP投票では3位にランクインした。25歳のシーズンまでに通算200本塁打&700四球を達成したのはメジャー史上ただ1人。強打、選球眼、そして若さを兼ね備えたソトはFAの歴史上でも屈指の大物であり、歴史的な大型契約を結ぶことが確実視されている。