韓国人内野手キム・ヘソン メジャー球団との交渉がまもなく解禁
2024.12.4 12:52 Wednesday
韓国プロ野球のキウム・ヒーローズに所属する金慧成(キム・ヘソン)は今オフ、ポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指しているが、米東部時間12月4日午前8時(=日本時間12月4日午後10時)にメジャー各球団との交渉が解禁される予定となっているようだ。韓国球界からのポスティング移籍では、メジャー各球団との交渉期間は30日間(日本からのポスティングでは45日間)。韓国メディアによると、キムは正式にポスティング公示されたあと、渡米してメジャー各球団との交渉を行う予定だという。
現在25歳のキムは右投げ左打ちの二塁手。韓国プロ野球のキウム・ヒーローズで8年間プレーし、通算953試合に出場して打率.304、出塁率.364をマークしている。今季は127試合に出場し、打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁、出塁率.383、OPS.841の好成績。本塁打と打点は自己ベストを更新し、2018年から7年連続でシーズン20盗塁以上となった。日本のベストナインに相当する「ゴールデングラブ賞」に2021年は遊撃手、2022年と2023年は二塁手として選出されており、韓国プロ野球を代表する内野手の1人と言えるだろう。
「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、キムに対して興味を示しているチームのなかにはマリナーズが含まれているという。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者もキムがフィットするチームの1つとしてマリナーズの名前を挙げている。ただし、マリナーズはライアン・ブリス、ディラン・ムーア、有望株コール・ヤングといった現有戦力で二塁の穴をカバーする方針であることが報じられており、実際にマリナーズがキムの獲得に乗り出すかどうかは不透明だ。
韓国人内野手では2021年から今季までパドレスでプレーした金河成(キム・ハソン)が最大の成功例と言える。2年目の2022年にレギュラー定着を果たし、翌2023年には打率.260、17本塁打、60打点、38盗塁、OPS.749と自己最高の打撃成績を残しただけでなく、アジア人内野手として初めてゴールドグラブ賞を受賞した。キム・ハソンの活躍もキム・ヘソンにとっては追い風となるかもしれない。