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ヤンキースはソト再契約失敗ならアダメス獲得か フリードとも交渉

2024.12.5 10:20 Thursday

 ヤンキースは自軍からFAとなった若き天才打者、フアン・ソトとの再契約を望んでいるが、引き留めに失敗した場合に備えて「プランB」の動きも始めているようだ。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ヤンキースはソト引き留めに失敗した場合、ブリュワーズからFAとなったウィリー・アダメスの獲得に乗り出す見込みだという。また、「YESネットワーク」のマイケル・ケイ氏はヤンキースがブレーブスからFAとなったマックス・フリードとの交渉を実施したことを報じている。

 現在29歳のアダメスは今季ブリュワーズで161試合に出場し、打率.251、32本塁打、112打点、21盗塁、OPS.793の好成績をマーク。1シーズンに3ラン本塁打を13本放つのはメジャータイ記録となり、一時は大谷翔平(ドジャース)とナ・リーグの打点王を争った。メジャー2年目の2019年以降は遊撃以外のポジションを守っていないが、適切な価格で適切な球団に移籍できるのであれば、他のポジションへのコンバートにも前向きな姿勢を示している。

 ヤンキースがアダメスを遊撃手として起用する場合、アンソニー・ボルピーを二塁へコンバートすることが考えられる。しかし、ボルピーはゴールドグラブ賞経験もある好守の遊撃手であり、遊撃の守備指標が悪化しているアダメスをコンバートするほうが現実的だろう。その場合は、ヤンキース移籍後に三塁を守っていたジャズ・チザムJr.を二塁へ移し、アダメスは三塁を守ることになりそうだ。

 また、先発2番手の確保に向けて、フリードとも交渉を進めているようだ。ケイ氏によると、ズームを使用して約90分間のオンライン交渉が行われたという。ケイ氏は「フリードはヤンキースのことをかなり気に入っているようだ。改めてミーティングが実施される予定だ」と報じている。ヤンキースはブレイク・スネルの獲得を狙っていたことが報じられており、コービン・バーンズにも興味を示しているとみられる。大物FA投手の獲得を目指しているのは間違いなさそうだ。

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