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ジャイアンツもアダメス獲得を検討か 「真剣な興味」と米記者報道

2024.12.5 10:41 Thursday

 ブリュワーズからFAとなったウィリー・アダメスについて、ヤンキースがフアン・ソトとの再契約に失敗した場合の「プランB」として獲得を狙っていることが報じられているが、遊撃手補強を必要とするジャイアンツも獲得を検討しているようだ。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者によると、ジャイアンツはアダメスに対して「真剣な興味」を持っているという。また、より安価な補強プランとして金河成(キム・ハソン)も獲得候補に挙がっているようだ。

 先月行われたGM会議において、ジャイアンツのバスター・ポージー編成本部長は今オフの補強ポイントの1つに遊撃手を挙げた。「もし遊撃手を見つけることができたら、それは素晴らしいことだ」とポージー編成本部長。「タイラー・フィッツジェラルドは今季、素晴らしい活躍をしてくれたと思う。でも、彼の価値は複数のポジションを守れるという点にある。また、シーズン中に複数のポジションを守るのは大変だ。彼にとって最適なポジションは二塁ではないか、ということをチーム内で議論しているところだ」と語り、フィッツジェラルドをユーティリティ・プレーヤーとして起用する、もしくは正二塁手に固定するためにも遊撃手の補強が必要であるとの見解を示した。

 現在27歳のフィッツジェラルドはメジャー2年目の今季、96試合に出場して打率.280、15本塁打、34打点、17盗塁、OPS.831の好成績をマーク。遊撃手としての出場(72試合)が最も多かったが、中堅手8試合、二塁手6試合、左翼手4試合、一塁手2試合と内外野の合計5ポジションをこなした。来季は二塁を中心としたユーティリティ・プレーヤーとして起用する構想があり、それを実現するためにも遊撃手の補強が必要というわけだ。

 ジャイアンツはコービン・バーンズの獲得に乗り出していることも明らかになっており、バーンズとアダメスの両獲りは資金的に難しいかもしれない。その場合は、より安価な遊撃手の選択肢としてキム・ハソンの獲得を狙うことになるだろう。

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