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ソトの争奪戦はウィンター・ミーティング開始までに決着か 米報道

2024.12.5 11:47 Thursday

 今オフのFA市場における最大の目玉であるフアン・ソト。「少なくとも6億ドル以上」という熾烈な争奪戦が繰り広げられており、「ウィンター・ミーティングが終わるまでには契約が決まるだろう」との見方が広まっている。しかし、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者は「どんなに遅くても月曜日までには決まるだろう」との見通しを示した。現地月曜日はウィンター・ミーティングが始まる日であり、パッサン記者はウィンター・ミーティング開始前にソト争奪戦が決着すると考えているようだ。

 ソト争奪戦については、再契約を目指すヤンキースのほか、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズ、ドジャースが参戦していることが明らかになっている。現時点でどの球団が獲得レースに残っているのか、この5球団以外に獲得レースに加わっているチームはあるのか、といった詳細については不明だが、ウィンター・ミーティングが始まる日本時間12月10日までにソト争奪戦が決着する可能性があるようだ。なお、ソトはすでに移籍先の球団を絞り込む作業に入っていることが報じられており、ソト争奪戦がクライマックスを迎えていることは間違いない。

 米メディア「ジ・アスレチック」によると、現時点でソト争奪戦に残っているすべての球団が総額6億ドル以上のオファーを提示しているという。つまり、ソトはどの球団を選んだとしても、6億ドルを超える超大型契約を手にすることになる。後払いを考慮した現在価値で大谷翔平(ドジャース)を超え、史上最大の契約となるのはほぼ確実だ。契約期間は少なくとも12年以上になるとみられており、12年×5000万ドル=6億ドルをベースとして、金額面ではそこから各球団がどれだけ上積みできるかという勝負になりそうだ。

 なお、パッサン記者はソトが得る契約について「7億ドルを超える可能性もある」と語っている。6億ドルを超えるのはほぼ確実であり、そこからさらにマネーゲームが過熱すれば、最終的には7億ドルを突破する可能性もあるということだろう。関係者のあいだでは「メッツが最有力」との声が多いが、その一方で「ブルージェイズが最高額のオファーを出す」との報道も出ている。レッドソックスもレジェンドのデービッド・オルティスを動員して攻勢をかけており、ヤンキースも再契約を諦めていない。ドジャースに関しては「ソトを獲得する可能性は低い」との情報もあるが、26歳の若き天才打者は来季以降どの球団のユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。

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